ウォルト・ディズニーの約束(Saving Mr. Banks)

本日の「ごちそうさん」。
また朝からもう大変。あと6日間でどうするかね。

本題。
ほら、私ってミュージカル大好き人間じゃないですか〜。(だから知らねーって言ってんだろーがよ、ねえ)
メリー・ポピンズ」観るたびにボロボロ泣いちゃうんですよ。
ガキの頃は楽しいだけだったんだけど、だんだん泣くようになりました。
どうもバカになってきているみたいであります。

とにかく曲に刺激されやすいね。
大学生のとき中野の名画座で「ビートルズがやって来るヤア!ヤア!ヤア!(A HARD DAYS NIGHT)」を何度目かで観たも嗚咽しちゃったもん。
恥ずかしくてね。
でも、どうしてあんなおかしな邦題になったのかが頭の片隅にひっかっかってたりして。
歌で泣ける大倉。
上を向いて歩こう」を歌いながら泣いちゃうこともあるね。
そのうちAKBでも泣いたりして。
どれがAKBだかわかんないから、それはないな。

今回のタイトルは仕方ないかな。
うまく訳せないでしょ。
DRIVING MISS DAISY」と同じ感じなんだけど、もっと難しい。
「バンクスさんを助ける」
「バンクスさんを助けるために」
「バンクスを預金する」
「バンクスさんをハードディスクに保護する」
バンクスさんにこだわっていたら前に進めへんわ。

ベタなタイトルでどうしようかしら、と迷いながらも観たのは「メリー・ポピンズ」のせいよ。

どこまでがフィクションだったのかはわからないけど、全然知らなかったことが多かったのは意外でございました。
完全に空想の物語だと思い込んでいたのが、自伝的要素の強い原作だったなんて誰か知ってましたか。
原作読んでないから知る由もないし、読んでもわからなかったんじゃないかと思います。
「甘ったるい制作秘話」とか書いているトンチンカンな評論家もいるが、甘ったるくて何が悪い。
確かに「事実」との照らし合わせが多いのが気になったんだけど、それがないと原題の意味が理解できません。

ミュージカルにするのにも反対していた原作者パメラ・トラヴァース(エマ・トンプソン)が「騙された」と憤慨しながらも、少しずつ打ち解けていく。
途中からいくつかの曲の制作場面が出て来るんだけど、その辺りからは人目をはばかりながらもトレーナーで顔を覆うようにして滂沱の涙。
バレバレ。

この映画は「メリー・ポピンズ」を観てないと楽しめないんじゃないかしら。
と言いますか、何のことやら、になんない?
今日DVD借りて観て、明日映画館に行きなさい。

あら、もしかして昨日もディズニー?
ミュージカル?
この映画はミュージカルじゃないんだけどさ。
なんかアメリカにいいようにされてる俺ってバカみたいじゃん。
こんなもん観て、泣いている場合かよ。
明日には生まれ変わる。
怒れるハゲ復活だからな。

えーと、腹が立つことはディズニーはこの映画でボロ儲けしました。
1965年のアカデミー賞は総ざらいと言っていいくらい持って行きました。
600万ドルの制作費で1億230万ドルの興行収入。だんだん腹が立ってきた。

メリー・ポピンズ」で一番好きな曲ね。