「声が出ない」の続き

9日のブログで「声が出ない」話を書いたが、実は声が出ないだけではなかった。
熱もないのに身体の節々が痛く、夕方に頭痛がでる。
お腹が減っているのに食べ始めると急に食欲が失せてしまい、食事をやめてしまう。
胸に何かがつかえているような感じがする。
そんなことも起きておりました。

なんだかわからないのに体調がすぐれなかった。
今はすでに回復して、「これは直りません」と言われた膝の痛みとだけお付き合いしている。

よく考えると、親しい友人が亡くなる前後からそんな状態になっていた。

昨日、告別式の後、やはり友人と親しかったが、私とは顔を合わせたことがあるくらいだった方と夕食をご一緒させてもらった。
その方が「胸に何ががつかえているような感じがして、食事がうまくできなかった」とおっしゃる。
同じだ。

二人とも亡くなった友人が戦っていた病気と同じ場所に異変を感じていた。
その方は声は出なくなるようなことはなかったようだが、友人は気管切開をしていて、思うように声が出せなくて、話すときは短い言葉を搾り出すようなかすれ声だった。

私の「声が出ない」ことはただの軽い風邪だったのかもしれないが、不思議な偶然である。
どうも親しい人間が重い病気にかかったり、それが原因で亡くなったりすると擬似的に同じような症状が出ることがある、ということを昨日お会いした方から教えていただいた。

亡くなった友人の呪いじゃなくて、こちらの身体か脳が勝手に反応しているのだ。

今週はその友人を偲ぶ会が2回。
そこで話したいだけ話すとかなり元気になるように思います。