名前のシンクロニシティ

本日の「ごちそうさん」。
「好き」の言い換えが「嫌いなわけないでしょう」なのかしら。通天閣はボケや。

本題です。
昨日、FBにアメリカで女の子にどのような名前が一番たくさん付けられてきたか、という1960年からの変遷を見ず知らずの方の書き込みからシェアしたら大反響で、私の方が驚きました。
あれ私が見つけたんじゃありません。
すごいリサーチ力をお持ちの方がいらっしゃるんです。

FBに登録されていない方もいると思うので、簡単にまとめますと1960年は全米をMARYが席巻。
さすがキリスト教徒が作った国だ。
ずっとこのまんまかと思うと、これが意外なことにLISA, EMMA, JENNIFER, JESICA, ASHLEY, EMILY, EMMA, ISABELLA, SOPHIAと一位の座は変化している。
この他にもいくつかの名前が州によって一位を獲得しているが、バリエーションはそれほどない。
聞いたことないぜ、というのはないね。
聞いたことがないだけで、あるんだけど一位にはならないということね。

日本みたいなキラキラネームはないのかと思っていたら、親切にも教えてくださる方がいた。
結論から言えばアメリカにはないね。
アリアという名前が413位で目立つらしいけど、アリアじゃねえ。
日本でアリアじゃキラキラネームだけど、アメリカでアリアじゃ普通じゃないの。
男の子だとメイジャーが483位で注目されたようだけど、おかしいとも言い切れんでしょ。
あえて言えば少佐はメイジャーだからメイジャー君が少佐になったら、少佐少佐ってことになるかな。
ならないね。名字に少佐をつけるんだから。
バカじゃねーのってのはないもんだ。

つまりアメリカは名前については保守的だということがわかりました。

香港では本名以外にミドルネーム的にジャッキーとかサラとかいう名前の人ばかりだけど、10年以上前に上海で仕事をしたときに、一人残らず中国人からケビンだとか、シャーロットと呼んでくれと言われた時は驚いた。
そんなん許されんの。
それで英語がペラペラだと「ああ、なるほど」だったんだけど、英語が話せるはずがさっぱり意思疎通ができないとなると名前の意味が分からなくなる。
私は中国語の名前の方が好きだったんで、女性のいるカラオケ屋さんに行くと、必ず英語の名前で名乗られても本名を伺って、それで呼ばせていただいていました。
ご自由にどうぞ、なんだけど。

娘が生まれるということがわかったとき、やっぱり名前を考えました。
普通考える。
画数とか一切気にならないんで、好きな名前をランダムに挙げて、日本から送られてくる雑誌を見て、できるだけ重ならないように慎重になったな。
私の小学生の時の同級生は漢字は違うけど、とんでもなく「ゆうこ」さんが多かった。
今でも「ゆうこ」さんはまわりに多いね。
そういうのも避けたいかな、ということで、雑誌にほとんどでてこない「萌」ということになったんですけどね。
翌年の名前ランキングを見て「どうして!」と声を上げちゃったよ。
「萌」がトップなんだもん。
トップを狙ったわけじゃなくて逆だったんだけど。
「もえ」と呼ばせるんだけど、「MOE」と書くとあちらじゃ「モー」って呼んでくれるんです。
女の子の名前が「モー」なわけないじゃん。
イギリスでは彼女は「MOE」の「E」の上にアクセントマークをつけて登録されております。

しかし、何故「萌」の気配さえなかったあのころ、いきなり「萌」が一位になったのか今でも納得がいかない。
当時日本には数年も帰っていなかったのに。
シンクロニシティといってもそれがどうしたでしょ。
今後「萌」達が革命を起こすってことでもないだろうし。

ちなみに娘の同級生には「萌」と書いて「めぐみ」と呼ぶ子もいるらしい。
「萌子」さんもいるらしい。

ちなみに、うちには「もみじ」もいて、毎日一度は娘と猫を呼び間違えています。
「もえちゃん」と「もみちゃん」ね。
本人はもう気にならなくなったそうです。

萌もよく食べたチャイナタウンのワンタン麺。