ヒカリエ

新しい宗教団体かと思いました。

あのあたりは私が大学生のころ、やたら「手かざしをさせてください」と寄ってくるお姉さんやお兄さんがいて、避けて通るのが面倒なくらいだった。どうなるのかと思って一度やってもらった記憶があるが、そのあたりの感覚は極端に鈍い私は何も感じなくて申し訳ない気分になったりしたな。
あれで幸せな心持になる人がいるのなら、よろしいかと存じます。

手かざしをやる宗教団体はいくつもあるが、真光なんとか、というのもありますね。

上祐氏の主催している「ひかりの輪」というのもあったりするよ。

クリスチャンで臨死体験をした人たちは「光の中に包まれていた」と話すことが多いですね。

今日の朝のテレビニュースでやんやと報道されていた。「上質な大人の女性のための施設」だそうで、私には何の恨みもないし、揶揄する気もないのだが、「上質な大人の女性」って誰?ってやっぱり喧嘩売ってるふうに聞こえてしまうな。まずい。

ヒカリエに行く人は「上質な大人の女性」でないといけないのか、行くと「上質な大人の女性」になれるのか。きっと自分で行ってみると分かるんだろうな。スゲー上質な大人の女性ばっかりだったりすると、たじろいでそのまま帰ってしまいそうな気もいたします。

名前の由来がまさか宗教からじゃないだろうと思い、調べてみたら、「渋谷から未来を照らし、世の中を変える光になる」というところからつけたらしい。
なんだか渋谷教って感じになってますね。世の中が変わってみんながこれで幸せになってくれることを切に願います。上質じゃない女性も男性も是非その辺まとめて幸せにしてあげてください。

ヒカリエじゃなくてヒカリへだとある意味わかりやすいが、そのまま読まれちゃうと語尾がへたれちゃってる感じがするのが嫌だったんだろう。なんてことを色々考えさせようということも考えたのではなかろうか。

まだまだラオス、インド臭をプンプンさせている私なんかがウロウロしているとつまみ出されそうな気がして、足がもうひとつ伸びない。

私がやっていた会社はずっと渋谷にあったし、ミニシアターは渋谷に集中しているので渋谷の町には大変に親しみが持てるのだが、やはり若い人が多いので好きじゃないという人も多いので、まあ、上質な女性が来てくれるのならそれはそれで。

しかし、雑駁な町のほうがどちらかというと好みな私は、これくらいで踏みとどまっていて欲しい。元東急文化会館の中にあった渋谷パンテオンは広くて大好きだったし、今でもときどきDVDで見る大好きなインド映画「DDLJ」を初めて見たのも、パンテオン東京ファンタスティック映画祭が開催された時だったような気がする。
ただの感傷話になってしまった。

センター街がバスケット通りとかいうおかしな名前に変わっているそうだけど、俺はこれからもセンター街で通すから、そこのところはよろしく。

そういえば忘れていたが、私は入社2年目から1年半くらい百軒店を入ったところにあるワンルームマンションに住んでいたことがある。窓を開けるとラブホテルしか見えないし、夜は外はそんなことで妙なざわめきを感じるが、マンション内は人の気配がなくなる不思議な住処だった。
一度渋谷に住んでみたいという理由だけで入ったのだが、なんとも言えない得がたい体験。
ヒカリエとは好対照を成す心ざわめく場所でした。

やたらインド映画の紹介が多くて恐縮だが、インドで1995年に公開され、いまだにインドで知らない人間はいない、単語の頭文字をとって通称「DDLJ」と呼ばれる大ヒット映画のいくつかあるクライマックスシーンのひとつから。この映画、まだムンバイで掛けている映画館があるらしい。