ヒカリエへの道

あれはいつのことだったか。
4月27日だ。
ヒカリエってなんでしょね、と書いた。
すると全く予想外のことが起きた。

このブログ、誰がアクセスしたかはさっぱりわからないのだが、どの経路で読んでくれているのかはわかる。「ヒカリエ」を書いた直後から様々な検索サイトから「ヒカリエ+由来」「ヒカリエ 意味」等々で検索した方々がどっと押し寄せてきた。

びっくり。
読んだ人はもっとびっくりしたと思う。ヒカリエの名前の由来については調べて載せといたが、行ったこともないし、どちらかといえば「もうこんなビル要らないから、またションベン横丁のような、心ざわめく場所に戻しましょうよ」と書かないが、要はビルをいくら作っても、同じテナントばかりで面白くもなんともない。それに「上質の大人の女性」って誰のこと言ってんだよ、というイチャモンだったからである。揶揄してるんじゃないよ、と書いといたけど、本当はイチャモンでした。

きっとこんな施設、あんな施設を紹介した上で、びっくりするようなクレープ屋さん、豪華なお惣菜屋さん、おしゃれなレストランのリポートだと思われたんじゃないでしょうか。

申し訳ない。
私、全然興味ないのよ。

アジアに出かけた時は、旅行者は誰も入らない、入っているのを見たことがない完全な迷路と化している路地をうろつくのが大好きだから、綺麗なところに人が群がっているのを見ると体から力が抜けてきて、ふにゃふにゃ人間になってしまうんだな。

しかし、皆さんが「ヒカリエ」ってどういう意味と不思議に思われていることはよーくわかった。
私にもさっぱり分からないものがたくさんある。

「イトシア」って糸メーカーのビル?「オアゾ」ってオゾンの間違い?「コレド」は「これだど」の省略形?
さて、この中で本気でそうと信じていたものがあります。なんでしょう。知りたくないだろうから教えないけど、どうすればこんなことになるん?一人だけ強く同調してくれた友人がいるが、新しい商業ビルはもうやめましょうや。現在あるビルを壊せとは言わないけど、名前は横丁をつけないと営業許可しないってことでどう?

グローバルって盛んに言ってるんだから、不思議な名前と日本が世界に誇る横丁をくっつけると、日本的シンクレティズムがそこに発現するんじゃないかな。中に入るテナントも色々考えて、どこに行っても同じなんてことにはならないんじゃないかしら。

ヒルズ横丁で一杯引っ掛けて、イトシア横丁でホルモンでも食うかなんていい感じじゃないすか。

昨日、渋谷に試写に行ったら、BOOK BARのディレクターにばったり会った。
「ヒカリエ行った?」と聞いたら、「ここ来る前に行ったんだけど、人が多くてとてもいられない」ということだったので、安心してさっさと帰りました。すいてたら危うく今日はヒカリエ案内をするところだった。このラーメンは万死に値するなんちゃって。あそこラーメン屋はあるのかね。

いや、上質な大人の女性はやっぱり行くべきだと思う。
じーっと入り口で張ってて「これが上質な大人の女性だ」とそのうちリポートするから。

この写真紹介したことあったかな。こっちが忘れてんだから皆さんも忘れてますね。
ここはカンボジアのセントラルマーケット。巨大ドームの中が一大市場となっている。デパート系のものから、スーパー系、路地系、屋台系すべてを飲み込む恐ろしく間口の広いところです。
何がどうなってるんだかわからなくて、1日楽しめます。