帰ってまいりました

済州島の団体旅行、甘く見ていた。

少女時代のような若い女性を観察しつつ、うまいもの食って、酒飲んで、垢すりでもして帰ってくるかと思っていたのだが、垢すりを除いてすべてのことを実行した上に、絶句するほど驚いたこと満載のそんなつもりではなかった大変な勉強ツアーだった。

国内団体旅行ではほとんど写真は撮らないのだが、今回はかなりシャッターを切ってきたので、一度私の中で熟成させてから一大済州島旅行シリーズをスタートさせるので、ご期待ください。
韓国には仕事でソウルには何度も行っているのだが、歴史、自然、習慣等々ことごとく違っているので面白いよ。

ガイドさんについてもらったのは今回が初めてなのだが、やっぱりあれだな、日頃その地の情報に触れていない場合は、ちゃんとガイドさんに頼ったほうがいいな。当たり前なんだろうが何でも答えてくれる。少し話しにくそうなことは少し話しにくそうに話してくれるので、話しにくいのだな、とすぐにわかる。張さん(チャンさん)は若干少女時代のような若い方々とは異なった容姿の方であったが、その知識の量、経験に裏打ちされた我々の追い立て方、くすぐるような微妙な笑わせが大変お上手で、危うく恋に落ちたりすることがあったりするかな、ないな、というベテランでいらっしゃった。

調子に乗って山にまで登らされて、実は本日になっても、足腰、背中までパンパンに張っており、こんなの20年ぶり?というほど肉体的には大変苦しんでいる。張さん、覚えとけ。

熟成するまでもう少し時間がかかるので、しばし待て。

少女時代のような美女が韓国にはそこらじゅうウジャウジャいるはずだったのだが、そんなことはなかった。ソウルに通っていたころから、あんな方々は見たことがなかったので、期待するほうがおかしいのだろうが、ここんとこ急に増えたんじゃないかと少しだけワクワクしていたんだけどな。

しかし、いるところにはいるもんで、何人かは目撃した。
大韓航空のCAには数人いらっしゃった。「アンニョンハセヨ」と私と目と目を合わせて、韓国語で「愛してるわ」と言ってくれた。しかし、どの食堂に行っても「アンニョンハセヨ」と声をかけてくるし、終いには私も積極的に「アンニョンハセヨ」とみんなに声をかけていた。謎の愛に満ちた国である。

ロッテホテルに立ち寄った際にも、ほぼ少女時代的スタイルでロビーに入ってくる客に笑顔で挨拶をしていた女性たちが何人もいた。あんなに顔が小さくて、背が高くて、プロポーション抜群というのは、何がどうなっているんだろう。コツがあるのなら是非教えて欲しいものである。

そんなわけで、本日は体中が痛くてこれ以上無理。これからフリーの身でありながら3日間も完全にオフにしてしまった報いで、一日中仕事をしてなきゃならん。難しいことや面白いことは明日からにさせて。

写真はその肉体的苦痛の原因である、ソンサンイルチュルボンという海底火山の爆発によってできた山。こんな苦しい思いは二度とないだろう。しかし、この山なんと標高182メートルだって。
徒歩わずか25分。3000メートルくらいはあったはずなんだが。