GOD BLESS AMERICA

本題に入る前に、昨日の報告を。
トーク&スライドショウ、好評でございました。しかし関係者と友人からしか「よかったよ」と言われていないので、裏が取れていない。裏取りのない記事を書くのは不本意だが、どなたがいらしたのかわからないので、これ以上は調べようがない。
従いまして、大好評で、あちこちからうちでもやってくれという依頼が殺到しており苦慮しているということでお願いします。

そんな具合に大盛況だったため、終了後居酒屋に行き、泡盛どんだけ飲んだかわからなくなり、さらに一人で豚骨ラーメン屋で替え玉までしてしまったおかげで、現在ちょっとうざいことになっている。

本日は明日公開されるアメリカ映画のお話です。

タイトルから感動巨編か、超バカ映画かどちらかしかないと思った方、正解。
バカ映画です。
この映画見ると、アメリカは病んでいることに気がつきながら、それをネタに歪んだ笑いと爽快感を得ようとしているところがまた病んでいるなあ、と感慨深い。
ネタバレしても大きな問題はなさそうだが、細かくたどるようなストーリーではない。

絶望の淵に立った男が彼に共感した15歳の美少女とアメリカはびこる馬鹿者どもを次々にブチ殺して行く、というトホホな映画なのだが、これが意外にも面白い。
ねじれて、更にねじれると元に戻るわけはなく、ねじれがひどくなるだけなんだが、こんな低予算で作っているものだから、変なリアリティが出てきて、うかつにも拍手してしまいそうになる。

見ないと友達じゃない、というほどのことではないが、「どうこれ」と話をしたくなる。私はね。
アメリカには生きる場所はない、とやけくそになっているのが、心地よく感じるかどうかだな。
すごーく嫌い、という感想をお持ちになる方もいるに違いないが、「へー」と思う人は行って見てくださいな。

「全世界騒然」「ポストゼロ世代の『俺たちに明日はない』」ってコピーはいただけないが、フライヤーのやけくそデザインがこの映画を見事に表現している。

シネマライズ、なかなかのセレクトだ。
順次全国で公開されるらしいから、スケジュール気をつけといてください。

星条旗の写真がないので、インドラジャスタン州の旗、のはず。