政治はキャバクラで動く

キャー、また下関が面白いことになっちゃってんじゃん。

自民党山口県第4選挙区支部下関市長門市をカバーするらしい。
支部長はもうお腹が痛くない、真の愛国者とネット上で持ち上げられまくり、飛ぶ鳥は落とせないけど笑顔が個人的には少し不気味で、怖がる鳥もいるかなという印象のある安倍晋三くんだ。
彼、下関には住んだことないけど、お父様から地盤を受け継いでいるので、一応「地元」である。
一度支援者のふりして説教をたれてやりたいんだけど、機会がないなあ。

安倍ちゃん、なかなかやるよ。
この支部は2009年1月から2010年12月の間に「キャバクラやスナックで」少なくとも約70万円を政治資金から支出していた、って可愛く報じられています。さすがに一面トップにはならんな。しかし、この「少なくとも」ってのはなんなんだろう。「70万円以上ですよ」と告白しているように思えるんだけど。71万円とか1000万円かもしれないということなのかしらね。この微妙な数字の出し方が、考え抜いた、って感じがして好感は持てないけど、「これで勘弁して」というニュアンスがにじみ出ているような気がしますね。

まず、誤りを正しておきたいんだけど、下関に帰省するたびに夜の街を徘徊している私はいろんなお店を探検しているが、キャバクラと呼ばれるお店はない。もともとキャバレーがなかったせいなのかな。タクシーの運転手さんに「面白そうなキャバクラに連れてって」とお願いしても、キャバクラというものを理解していない可能性があるので、どこかの蔵に案内されるかもしれません。長府あたりには大きな蔵がありそうだし。
ちなみに私は大倉で蔵とは何の関係もなくて、当然実家に蔵なぞありません。

下関では高いお店はラウンジと呼ばれることが多い。クラブというのもあるが、違いがわからない。
小さいのはスナックね。スナック・クラブというのもあるからさらにわからない。
ほとんどの店にはカラオケが置いてありゆっくり話ができるとこなんかありません。

そんなわけで「キャバクラに政治資金」というのは、最初から間違っている。安倍支部長がそうおっしゃったんだろうか。「支部が認めている」としか書いていないのでわからないね。「秘書や支部関係者の支出」で安倍君は一度も「参加」したことがないらしいじゃん。「参加」ってのがなんか政治会合っぽいね。

しかし何してた?
「政党活動に必要な情報収集、意見交換を行う中で、関係者に応じてさまざまなシチュエーションが必要だった」てのもなんだかわからんな。日本語で言ってくれよ。私が解釈すると「何でもありだったんだよ」ってことになるんだけど、それでええんかね。
私はカラオケ歌いまくるよ。私の声はでかい。バンドやってたんだから。
そんな阿呆が歌いまくる中、情報収集、意見交換ってのはどんなん?

「森進一は下関におったねえ」
松田優作もじゃ」
「歌いーね」
松田優作は歌わんやろ」
「あんた名前は」
「ユリです」
「ユリちゃんは何しよるんかね」
「介護の仕事をしています」
「偉いねー、わしもお願いしよーかね」
「でも、体力が続かんのと、やっぱりお給料が少なくてやっていけなくて」
「そこいね。そこを解決せんにゃあ」
「安倍先生ならやってくれるけーね」

というようなことかしら。上記の会話は全て私の妄想ですからね。
政治資金ぽい話にしてみましたが、こんなところが限界じゃなかろうか。それ以上はああいう場では無理だと思うんだけど。

お金の話しに戻ると、下関のそういう社交場は「へー」というくらい安い。東京のキャバクラは座れば3万、5万とかいう店もあるけど、下関でそれやったら10日で潰れまっせ。
寿司屋は高いところがあるけど、ラウンジもスナックも「ありえない」と感激するよ。
そこで71万円でもあれば、結構使い勝手ありますよ。
「さまざまなシチュエーション」で使ったんだろうな。
「誤解を招くことがあってはならない」と秘書らが自主的に返納したらしいけど、誤解ってなんだろう。どういう想像が誤解に当たるんだろう。

「すべてをつまびらかにしろ」とか言わないから、誤解ってどんなことを指しているのかだけでも教えてくれないかな。
私は日本語が苦手なんだよ。

ま、こんなとこですよ。