年の瀬の迷い

年末によろめいた、ということではなく、年賀状の話ではなく、来年このブログをどうするのかということである。

ちなみに年賀状は昨日投函してしまったので何の憂いもない。
印刷が色校なしの一発勝負だったので、色が沈んでしまい、細かいところが見えなくなってしまったのは残念だが、仕方がない。
印刷会社はもうどうなっちゃってんの、と声を上げたくなるくらい凄まじいダンピングで、去年の半分くらいの価格になってしまっている。
「年賀状を作ろうと思いまして」とお嬢さんが二人踊っていたりするからこんなことになったんだろうか。印刷業を営まれている方々には大変お気の毒です。
私はこれからも色々お願いしますから、安くしてね。

まあ、このブログをどうするのか、の前に本来であれば、私は来年はどう生きるべきか、を考えなければいけないのだが、そんなこと考えたって仕事が棚から落ちてくるわけでもないので、本当にこれやっていいの、どうなのと一歩一歩熟考しながら日々を過ごしていくことになるのでしょう。
毎年、翌年がどうなるのかさっぱりわからんスリリングな人生である。
あまり人には勧めないよ。

去年は今年は一年ブログを休まず書き続けるということを決めてしまった。
天啓を得たというんでしょうかね。
理由はなんとでも後付けできるんで、ここでご披露してもしょうがない。
自分の中で書かなきゃ気分が爆発したとでも申しましょうか、とにかく、くだらなくても、情けなくても「書く」というご宣託だったのだよ。

意外にも私は自分の決めたことに律儀だったりするんで、外国に行って書きたくてもかけない20日ちょっとを除いては毎朝書き続けました。アップに失敗して夕方にしか載っかってないこともあったけど、これ午前中に書いてんだよ。いくらでも時間があるわけじゃないから、ガーっと書いて、ビャーっと「てにをは」を見るくらいしか校正ができなくて、推敲は一切なし、それどころかやったはずの「てにをは」チェックもいい加減で、後からこそこそ直すこともありました。
実は今でも、言葉の重複、主語と述語が一致していない文章が散見されるのだけど、340本近くの文章を全部チェックしなおす気にもなれずそのままになっております。
申し訳ありません。

しかしね、自分では勉強になったけど、1日数万人が読んでくれているわけもなく、ありがたくも毎日読んでくださっている皆さんに向けて、恐ろしいほど一貫性のないブログを書き続けてどうすんだろう、私、と思い始めちゃったわけよ。
そもそも、私自身が一貫していないから、一貫性のあるテーマを設定することが無理なんだけど、毎日書いている皆様、いかがでしょうか。毎日「社会派」ブログかけますかね。映画のことだけ書くのも私はつまらん。旅の話だけというのもね。
今日はスッピンの私、という写真をアップしても誰も喜ばない。
今日は握手会だよー、なんてこと自体がないんだから嘘書いちゃいけない。

今考えているのは、「毎日」という縛りをはずすというのはどうだろうか、ということでございます。
怖いのは縛りをはずすと全然書かなくなりました、ということになるんじゃないかということだな。
そういう人間なんです。私は。

読んでくださっている方は「あー、くだらねー」で済むんだけど、書いてるほうはそれなりにエネルギー使うからね。このエネルギーちょっと方向を変えるとどうなるのか試してみたくなるじゃない。

そんなわけで、まだ結論は出していませんが、毎日ブログは若干の変更があるかもしれません。
早めにお伝えいたしました。
結論は1月1日に。
きっと誰も読まないと思いますが。

私も一応色々考えるのよ。
インド、バナーラス。