TED

これほどくだらなくて、手放しで笑った映画はないんじゃなかろうか。
お恥ずかしいことに私も高校生まででかいワニのぬいぐるみを抱き枕にしながら愛していたんで、まるで他人事とは言えないところもあり、0.1%くらい感情移入したかもしれない。
でも、この映画にリアリティはかけらもありませんから、そのあたりは誤解のないように。

この映画結構入っているようで、お嬢さん方が「TED可愛い」とかおかしなことを恥ずかしげもなく口にしているようですが、エログマですからね。場所等はわきまえて話してください。

ゲラゲラ笑いながら、常にどこか冷めた部分は必ず残している私だ。
途中であることに気が付いてしまった。
このエログマ江口寿史の「キャラ者」に出てくるクマの人形にそっくり。
操り人形でTEDと同じように動きます。眉毛も動くよ。
江口寿史にしか描けない美少女の一段落としたちょっと隣のミヨちゃん風の少女とクマが絡む1ページ連載もので強烈なファンだったのだが、相変わらずの展開で江口さんが描けなくなってしまい、なんとなく終わってしまった。

このクマ、TEDの原型としか思えないけど、どうなんだろう。
監督か脚本家が江口寿史のファンということがあるかな。
あってもおかしくないね。
大友克洋があれだけ人気があるんだから。
ちなみに江口版のクマの名前はプックン。

キャラ者 1 (アクションコミックス)

キャラ者 1 (アクションコミックス)

映画は面白いからいいんだけど、せめて「江口寿史に捧げる」とか入れて欲しかったな。

しかし、このTEDはよくできている。どうやって動かしているんだろう。コマ撮りは不可能な絡み方だからどうにかしているんだろうけど、どうしてるのか是非教えて欲しい。
人が入っているとも思えない。

そんなことで幼稚園の頃見ていた「ブーフーウー」を思い出してしまった。3匹の子豚だ。
あれもどうして動くのか不思議でならなかった。質問が殺到していたらしいが、NHKは絶対に教えてくれなかった。今から考えると間違いなく人が入っているんだけど。

興味ないかもしれないけど、これが「ブーフーウー」。
2分目あたりから出てきますが、その前もそれなりにけったいなことになっているので、是非御覧ください。本編が始まると多分途中で飽きます。

ひとつ大事なことを忘れてた。
今後、ノラ・ジョーンズにインタビューされる方、彼女は下ネタOKですよ。