アルメニア大特集1

このブログと称しているものは便利で、日記のようなことを書くことはほとんどなくて、勝手にテーマが決められる。
本日から1週間、昨晩放送されたラジオ番組と連動してアルメニアの旅について写真を使い放題で特集してまいります。
こんなことできなかったもんね。
大変な世の中になっちゃったよ。

昨日は宿に着くなり、路地に酔った私、というところまででした。
本日より、特に旅を時系列にそって追体験するということはやめて、ある程度テーマ別に書いてまいります。
と前置きしながらも本日は宿周辺の様子を。

友人に紹介されたイェヴァというアルメニア人女性が出発前からとても親切に気を使ってくれて、事前に宿を予約してくれました。
こういうことは私の場合珍しく、目的地に到着してから当てもなく探し始めるんだけど、やっぱり予約していると安心感があるな。歳をとって少し堕落しちゃったかも、と反省していたのだけど、予約してなかったらちょっと面倒なことになっていた。
6月は観光シーズンで安宿は混み合っていて、なかなか落ち着き先が見つからないところだった。
こういう体験も何度かあるんだけど、疲れているときは心が折れる
宿が決まっていたから、元気に到着した日からはしゃいでいられたのだよ。
皆さんも気をつけてくださいな。
ちゃんとしたホテルのことは知りません。
そういうところに泊まれる方はご自由にどうぞ。

予約してあったのはTHEATRE HOSTEL。
なんだかドーンと大きく構えた宿に思えるでしょ。
アジアでは安宿はゲストハウスと呼ぶことが多いんだけど、こちらではホステル。最初聞いたときは夕食後はみんなで歌歌わないといけないのかも、と悩んでいたんだけど、そんなことはありませんでした。

そこに空港から向かうにあたり、バスで中心部まで行って、あとは人に聞けばどうにでもなると高をくくっていたのだけど、イェヴァさんがタクシーの予約を強く勧めるので、そうしてもらっていた。
いや、もう、親切な人のいうことは聞いた方がいい。
バスなんか使ってたら二日くらいは路上で泣いてたな。
タクシーを拾っても無理だった。場所をわかっている運転手でなければ到底たどりつけない。

これだもん。

ただ、そこには鉄の扉がガシャンと閉じられているだけ。
THEATRE HOSTELの影さえ感じられない。
当然看板なんてない。
その鉄のドアを開くには暗証ボタンを押さなければならない。
呆然としていたら運転手のおじさんが「こうすんだよ」と教えてくれた。
いや、こいつは参ったね。
見つかるかどころの騒ぎじゃない。
入れなかったぜ。

2階に上がるとドアに初めて小さく宿の名前が書かれていました。
いろいろ初めてだらけだから、新鮮なことこの上ない。
ドーミトリーとプライベートに別れていて、私はシャワーもトイレも別のプライベート。
これはカメラ機材等があるんでやむを得ない。
あとでみんなが嫌な思いをすることは避けるというポリシーを持っているので、ドーミトリーは学生のときに泊まったことがあるだけでございます。

どうしてTHEATRE HOSTELという名前にしたのか聞くつもりだったんだけど、チャンスを逃した。
近くに劇場があるわけでもないし。この2階の部屋が劇場だったとはとても思えない。
安心感かな。
そういうことにしておきましょう。
ここは共和国広場まで徒歩10分くらい、近くにはばかでかいけどこれといったものは置いていないマーケットもある。
昨日の写真のような路地もある。
立地は非常に楽しい。
スタッフも申し訳ないくらいに親切。
宿に置いてある宿泊者ノートのようなことを書いているが、本当にいいところだから、お勧めしますよ。

近くのマーケットです。
なんにも無いように見えて、けっこうある。
楽しくないようで、心踊る場所。

ビルの中は衣料品、日用品。
カメラを向けると怒鳴る方と、大笑いして喜んでくれる方がいらっしゃいます。

先日、大変美しいアルメニア人女性に「日本人は美人、美人と言い過ぎる。くだらないことで騒ぐな」と怒られたんだけど、アルメニアに美人が多いことは間違いない。驚きますよ。
あんまり美人が多いんで、だんだん慣れてきてしまいます。
ただ、美人にカメラを向けるのが苦手で「写真撮らせていただけませんか?」の一言が出ない。

私はロリコンではないけど、こういう少女たちも綺麗なお姉さんになる。

自分の恋人を撮れ撮れと声をかけてくるマッチョもいます。

明日からは、アルメニアの本質に迫ります。
本当です。