こんな誕生日

イェー!!!56歳になったぞ、すっごく嬉しいじゃん。
と昨日までは本日のブログの出だしはこれでいこうと決めていたんだけど、本日はあ〜ん、56歳になっちゃったよ〜ん、だ。
でも、結局出だしは同じになったな。

なんなんだろう。このテンションの下がり方は普通ではない。
おかしいおかしいと熟慮した結果、スパーンと結論が出た。
この辺りの俊敏さというか、反射神経のよさは56歳とは思えない。
昨晩、アヤちゃんと私の合同結婚式じゃなくて合同お誕生日会を昔の会社の仲間が祝ってくれたからだ。
前の晩飲み過ぎて胃が最悪の状態、とんでもない下痢、という相変わらずのお嬢さんまで参加してくれた。
6時から2時までガッツリ休みなく飲み続けて、大変楽しく帰宅しました。12時を過ぎてたんで別れるときに「おっちゃ〜ん、おめでとう」とみんなが声をかけてくれてたな。年を重ねるのもいいもんだ。のはずだったんだけどねえ。

またバカな飲み方しちゃったよ。
この方々と出かけると例外なく翌日このようになる。
昨晩は女性3人、男は私とまだ若いワタル。
この女性3人が普通じゃない。ビール飲んで、日本酒飲んで、焼酎にして、何故かワイン。凄まじい勢いで酒が消化されて行く。私も必死になってついて行く。ワタルは途中で倒れた。

昔からワタルは飲み始めて数時間で不審な行動をとるようになる。
何が不審かと言えばそんなに不審じゃないんだけど、トイレの場所を探して彷徨し始める。いくらここだと連れて行ってもキッチンに潜り込もうとする。
「お前ちょっとここで酔いをさましなさい」とトイレの個室に座らせて席に戻ったら、「鍵掛けさせたらダメだよ。あいつは中で寝ちゃって大変なことになるから」とアヤちゃんから厳しい叱責を受ける。でもさ、中で用を足すかもしれないのに鍵掛けるなってのもどうなんだろう。

いつまでたっても帰ってこないんで、再び偵察に行くと、まずい、鍵掛けやがった。
「お〜い。ワタル〜。出ておいで〜」と声をかけても静寂なトイレ。
バンバンとドアを叩いて「お前寝てんじゃねーぞ」と怒鳴ると、「あ、ウイース」と返事があった。
ゴソゴソ音がして、ワタルが出てきた。
「宇宙に漂ってました」と報告を受けた。

席に戻ると突っ伏して寝てました。

帰宅したら、アヤちゃんからメールが。
「ワタル、ちょっと寄るところがあるって言って、一人でタクシー降りちゃった。大丈夫かな」
大丈夫じゃないんだけど、もういい大人なんだからほっとくしかないだろう。
みんなからも「大丈夫かな」「心配だ」と全員に返信のメールが飛び交うが、探しに行くほど暇じゃないしね。

今朝起きたら、何だか経験のない激しい頭痛が。胃もコンクリートを飲み込んだように重い。なーんにもやる気がしない。
昨日は水曜だぜ。まだ週中。今日は木曜であり、私のお誕生日。
神様からいただいたお休みの日にしようかしら。
でも、日頃の習慣とは恐ろしいもので、書いても誰も感心してくれないブログを今書いている。

ピンポーンと鳴った。
誰だよこんな朝早くに、と朝早くない時間にドアを開けるとクール宅急便が。
ミキちゃんからアワビとサザエか、と色めき立ったのだが様子が違う。
あらー、なんて素敵なプレゼントでしょう。
段ボール一杯に野菜が詰め込んである。
昨日大変な下痢に苦しみながらも豪快に杯を重ねていたお嬢さんからだ。
「今日はパパと畑仕事でこんなに日焼けしちゃった」とこぼしていたな。
そうか、これだったのか。
持つべきものはやはり苦楽をともにした仲間だ。
56歳の誕生日の出だし好調だ。

二日酔いなんか吹っ飛んじゃわないけど、暗い部屋の中に一条の光が差し込んできたぜ。
皆様、本当に昨晩はありがとうございました。
ヒロちゃん、今度焼き鳥食べに行こうな。

ふふ、56歳になっても私は全然変わってないみたいだ。

これをいただきました。
ガラケーで撮ったらぼけてました。やっぱり二日酔いだった。