台風にくれぐれもご注意ください

台風って必ずしも嫌いじゃないんですが、今回のは冗談じゃすまされない様子で、テレビを見て驚きました。
今年来た台風は私がちょうどその方向に向かう数時間前に温帯低気圧に変わったので、今回もそんなもんだろうと甘くみていたらどんどん窓の外の風景が変わっていく。

昨日の夕方は青空が出て、私のマンションの中途半端なお祭りは淡々と執り行われていたようだったので、今日はいい天気になる、と思い込んでいたんだけど、ここまで急変するとは想像もしていなかった。

なかなか大規模災害は自身で経験しないと実感がわかないもので、私は自分でも感受性が欠如しているのかとうなだれてしまいます。

先日訪れた萩も東側の島根に近い地域では私が想像していなかった被害が出ていました。
二度にわたる集中豪雨で川は氾濫、道路陥没、土砂崩れが車で走る道のそこここで目を疑うような光景を目にしました。
コンクリートで護岸工事がされている川でそのコンクリート自体が川から引きはがされ、川の中に粉々になって転がっており、何のための工事だったのかわからないような有様。

山を見上げればどちらを向いてもどこかで土砂崩れが起きていて、山肌に土がむき出しになっており、こんなことがあるのかと言葉もありません。

友人によるとよく「様子を見に外に出ることは絶対に控えてください」とアナウンスされるけど、自分の田や畑がどうなっているのかは、どうしても気になるもので、出て行ってしまう人の気持ちはわかる」とのことでした。

都会に住んでいる私なんかは、一旦台風、集中豪雨が去ってしまうと、青空が出て何もなかったような気になってしまうけど、それでは終わらないんですよ。
見ないとわからないことが恥ずかしい。

被害の様子をただ写真に撮ることに抵抗があったのであまりシャッターを切らなかったんだけど、今考えるとやはりちゃんと撮っておくべきだったのではないかと感じています。

今回の台風には都会でも農村部でも治まったことが確認できるまで外出をされないように皆さんお気をつけください。
避難警告が出たらすぐに避難されてください。
テレビと同じことを言っても仕方がないんだけど、萩で様子を見てきた後なのであえて同様なことを。

参考までに数枚撮った萩での写真をアップしておきます。

風雨で倒れてしまた稲。土砂に埋もれていないこの状態であれば稲刈りは可能だそうです。

以下ような土砂崩れは数えきれないくらい目にしました。

土地の低い場所では完全に潰されている家が数週間経った後もこの状況です。