そして父になる

ふふふ、二日酔いだよ。
にもかかわらず「あまちゃん」の最終回見たよ。
最後の一週間だけでよくわかんなかったけど、涙がぼろぼろ出てきて、いいとこいただきました。

月曜からは杏さん主演の「ごちそうさん」をよろしくね。

また、関東、J-WAVEが聴ける場所にすんでいらっしゃる方は本日夜11時からの「BOOK BAR」は必聴でございます。
とにかく聴いてみて。

本日公開の「そして父になる」、行ってください。
子供の取り違えの話は時々聞くことがありますが、是枝監督が過剰なドラマタイズを避けて、実際にそのようなことが起こったときに自分ならばどうするだろうと考える余地を残してくれています。

私の娘はロンドンで生まれたので取り間違えようがなかったんだけど、そんなことが子供が小学生になったときにわかってしまったら、どのように対応しますか。
人生に答えはありませんが、前に進まなくてはいけません。
どのような形であれ、絶対に答えを出さなければいけないこともあるんです。
普段は答えを出さずに生きている私のような人間でもそのくらいわかります。

父親は悲しい。
子供が生まれ、その瞬間に父親という役を得られても、実際の父親になるには時間がかかります。
私もほかほかの湯気の出ている娘を抱きながら、実感がなかなか湧いてきませんでした。
いつから私は父親になれたのでしょうか。
努力してなるようなことでもないでしょう。
幸いか不幸か、娘が2歳のときに私はフリーターのようなことになったので子供と過ごせる時間は他の方々より多かったと思います。時々長い間いなくなりましたが。

さすがに「俺のことを父親だと思ってる?」と尋ねれば「思ってる」と答えてくれると思いますが、少し怖いので聞けません。
子供が男だったら私がそうだったように「あのバカ」と相手にしてくれなくなる時期があるかもしれません。
でも、母親は母親だなあ。
うらやましい。

で、あまちゃん(という人がいたのかどうかもよくわかってないんだけど)の父親は誰だったんでしょうか。

私のことを絶対に父親だと認めないもみじ。