お父さんと運動会

本日の「ごちそうさん」。
め以子、下痢に苦しむか。ネズミの真似かとも思いました。

本題です。
運動会の季節だよ。
みんな楽しみだね。
お子様はこのブログ読んでないから関係ないか。

お父さんたち、楽しみですね。
お父さんたちが全員、最新のビデオ機器を抱えて同じ方向にレンズ向けてるってのは微笑ましくもあり、気持ち悪くもあり、淋しくもありって感じですね。
私も望遠つけたごついカメラを構えていたんで、ちょっと恥ずかしかったです。

最近ではお昼の休憩時間にお父さん、お母さん、おじいさん、おばあさん、兄弟とは一緒にゴザの上でお弁当を食べられないところが多いんだよね。
私は運動が極めて苦手だったんで、運動会の前の晩は寝られなくて、徒競走の前には心臓がバクバクしてたんだけど、それでもあの弁当時間だけは晴れやかな気分になったものでした。50年近くも昔のことだからたいしたものは入ってないんだけど。
どうしてあんなに嬉しかったんだろう。
親がいてそこで一緒に飯を食うということで学校が非日常のハレの場になったんでしょう。
梨を必ず持ってきてくれていて、それにかぶりつくのも楽し。
今でも梨を食べると運動会を思い出します。

私も娘の運動会にはできるだけ行ってました。
幼稚園の時は運動会には行けなかったんだけど、父親参観日というのに出かけたら、参観じゃなくて参加日で、娘と同じひもを握ってペアの長距離走をやらされました。当時の娘は大変走るのが早く、ダントツで一位を独走していたんだけど、途中で私の息が切れると言いますか、苦しくて「ちょっと待って、ちょっと待って」とお願いしているうちに後続に抜かれ娘からは「いいよ、いいよ」と慰められました。
しばらく苦しくて、影で倒れてたら先生から「○○ちゃんパパ、大丈夫」と声をかけられるという醜態をさらすことに。

それで終わりかと思ったら、今度は「お父さんのお相撲大会」。
一体なんなんだよ、この会は。
娘は私が36の時の子。他のお父さんたちはピチピチの若鮎だぜ。
怪我したらどうすんだよ。
娘には申し訳なかったが、無様に若いお父さんに転がされてました。
少しは年寄りに遠慮して自分でこけるとか考えろよ。

小学校ではそんな力技の競技はなくて、娘と一緒に風船を運ぶとか可愛いのだったんで楽しく過ごさせていただきました。

で、私の幼稚園、小学校の運動会はというと、お父さんたちが徒競走で競っていました。
赤でも白でもないお父さんたちがどうして走んなきゃなんないのかわからないんだけど、あの頃はどのお父さんたちも子供にいいとこ見せようと、顔面引きつらせてぶつかり合いながらの戦いでした。
そんで、3人くらいは必ずこけるんだよね。
私は親が運動会に来てくれるのは嬉しかったんだけど、あれだけはガキの身でありながらも、あさましゅうておそろしい光景であることよ、と世をはかなんでおりました。

みんな走る?
走るんだったら負けるな。
負けそうになったら、こけて言い訳できるようにした方がいい。
「お父さんも頑張ったんだから、ビリでもかっこ良かったよ」と言わせるな。
と、私がもの申すこともなく、普段運動してなきゃこけるんだよ。
お父さんは運動会でよくこけます。
「運動会で転んじゃってさ」
とギプスして会社に行くのはちょっとね。

もう娘の大学ではお父さんが参加できる運動会はないらしい。
運動会自体ないんですか?

運動会の行進じゃなくて、朝の托鉢。
ルアンパバーンラオス