ゼロ・グラビティ(GRAVITY)

本日の「ごちそうさん」。
大阪の人の理屈はなにがなんやら。和枝ちゃんは農家には嫁にいかんと思うわ。

本題。
タイトルが邦題と原題で真逆ってのは初めてなんじゃないかい。
訳せば邦題が「無重力」、原題は「重力」。
内容も真逆だと面白いんだけど、全く同じだもん。
なんだか深いね。

予告編見たからもういいや、と思っている方、あの予告編は始まってすぐの場面だけですから、続きはちゃんとご覧になった方がよろしいですよ。

軌道の上に無数の宇宙ゴミが浮かんでいることは知っていたけど、これはいかんわ。
誰かが掃除に行かんとまずい。
ああいう掃除はやはり野口さんにお願いするのがいいんだろうか。

くだらないことはさておき、私は宇宙では暮らせません。
宇宙には頭がおかしくなるくらい興味があって、わからなくてもわかった振りをして毎度毎度付箋を張りながら本を読んでいる私だけど、あれは無理でしょ。

暗い。
酸素がなくなる。
一人になれない。
ああだこうだ指示される。
行きたい方に自力では行けない。
ロシア語わからない。
中国語は少しわかるけど、操縦なんてできない。
哲学者になれるけど、行動が伴わないとただの用なし。

この映画は評価が極端に割れると思うけど、私は好き。
私にできないことを見せてくれる。
誰もあんな目には遭いたくないだろうけど。
わかっていると思いますが、これは大きなスクリーンでどうぞ。

昨日から公開されています。

バラモン教の奥義書ウパニシャッドでは梵我一如と申しまして、全宇宙の唯一の原理、梵(ブラフマン)と我(アートマン)は一致しているということになっております。
私は地上でそのことを直感できるよう努めてまいります。

今度インドに行ったきり帰ってこなかったら、この人を探してみてください。
近くにいると思います。

バナーラス、インド。