初詣

元日の朝はさっさと起きて初詣。
遅くなるととんでもない人での中で身動きできなくなって、私の場合おトイレに行きたくなったときに進退窮まることになるからです。

富岡八幡と成田山がいつものコースでございます。
たくさんの露天が出ていてそれだけで楽しいね。

成田山では珍しく長い行列。
我慢できないほどじゃない。
後ろのご夫婦の会話。
「あのさ、あれだよ。どこのチャンネルだったか忘れたけど、アナウンサーが神社に行ってさ、中継してたんだよ」
「はんはん」
「そしたらさ、そいつがね、『ごりえき』『ごりえき』ってずっと繰り返してるんだよ。ダメだよねえ。教えてあげないのかなあ」
「うんうん」
「アナウンサーが言ってんだから、間違ってないと思ってんのかなあ」
「ねえ」
「ダメだよねえ」
「ねえ」

「ごりえき」はまずいよ。
「どの局でした」と振り返って聞きそうになったけど、やめときました。
会社みたいじゃんねえ。

成田山でおみくじ。
毎年ここなの。

ああ、3年前におみくじ引いたら私と娘に凶が出て、どうするん、と顔を見合わせたことがあったなあ。
昨年は最後になって財布落としたりしたから、今年は勢いつけたいなあ。
ガラガラまわして出て来た棒をお兄さんに渡して受け取った紙は見えないように二つ折り。
予感はなんとなくあったんだけど、開けてみたら凶。
俺はまあいいや、でもなあ、と不安に思っていたら娘が「え〜」と声を上げている。
またやったか。
二人で凶のおみくじを持って途方に暮れる。
どうしてこうなる。
娘と運を分け合う父親。
そんなに悪いことでもないか。

「苦労が絶えず、自分の心得違いから起訴ざたになったり、目上の人の機嫌を損なう」
目上の人の機嫌を損なうことは普段からあるんでいいんだけど、「自分の心得違いから」ってのはまずいだろう。
あ〜あっと。
寝てよ。

皆様に於かれましては、明けましておめでとうございます。
実り豊かな一年になりますようお祈り申し上げます。