ビフォア・ミッドナイト(Before Midnight)

本日の「ごちそうさん」。
今日は希子ちゃんの歌が聴けただけで満足。また泣いた。

本題。
えー、この映画すでにどこでも取り上げられているんで、もうここでなんにも書くことがないんだけど、観ていない人の背中を押すということでひとつ。
「ビフォア・サンライズ」「ビフォア・サンセット」と綺麗に収まったところで終わりかと思っていたら、また作っちゃったよ、どうなの、と疑いつつ映画館に行ったら傑作。
イーサン・ホークもとてもいいんだけど、ジュリー・デルピーは天才だな。
他の作品では監督もやっているけど、今回は脚本どまり。
ウディ・アレンと例えられることがあるけど、少し違うのよ。
似てると言えば似てるんだけど。

マシンガンのように打ち出される(例えが良くないんだけど)セリフはジュリー・デルピーにかかると、こいつ芝居してないんじゃないかと思うくらい本人そのもの(のようにしか見えない)。
99%誰かがしゃベリ続けている映画なんて他にあるかね。
カット割りはあるんだけど、異常に少ない。
食事のシーンなんて15分以上(主観的時間です)にもなるけど、カメラ数台ずっとまわしっぱなしで撮ったんだと思うな。
あーんなにしゃべるかね。
フランス人は口を閉じていられないのか、そうか。

「うわ、このセリフすごいわ、覚えとこ」と何回も脳に記憶させようとするんだけど、次々にそんなのが繰り出されるんでみんな忘れちゃったよ。

太ってもとても魅力的なデルピー。
絶対に伴侶にはしたくないタイプだわ。

痺れました。

ギリシャは行った事がないんで写真がないな。
今度はネパールを舞台にして撮ってよ。

こういう街角でしゃべりまくんの。
バクタプル、ネパール。