D坂文庫、再び

本日の「ごちそうさん」。
生きるということは、植物や動物の命をいただくことや。

本題。
昨年8月に千駄木往来堂様からD坂文庫の選者になることを許されて小踊りして喜んだんだけど、またその季節が巡ってきた。やれ嬉しや、どこかで私をほんの少しでも役立ててくれる人がいると思うと生きる勇気が湧いてくる。
ずいぶん昔のことのように思ったんだけど半年か。
1年に2回もやるのね。

初めて参加させていただいた時のことは、ごちゃごちゃ書いているんで下のURLをクリックしてね。

http://d.hatena.ne.jp/shinmoe/20130807/1375834293

実はこの文庫を選ぶという行為、意外にプレッシャーがかかります。
「気楽に楽しんでください」
と申されましても、前回わかったんだけど、皆さん「クエー、その本持ってくる?」というくらい渋くていい本を選んでくるのよ。
普通の書店ではこういう本がドーンと並んでいるコーナーはないよ。
今回は50人の方が選者になっているんだけど、ヤバいくらいのラインアップ。
本好きの人だったら最低でも5冊は買っちゃうでしょ。
50冊のうち読んだことがあるのは、私が選んだものも含めて6冊しかないよ。
まずいよなー、未読の本はすでに300冊に達っするかという状況で様子を見に行くと絶対にまた買っちゃうよ。

往来堂は遠いから行くのが面倒なんで選んだ本を教えてよ、と言われてもそうはいかんよ。
せっかく企画した往来堂さんの売り上げにならないじゃん。
そんなみみっちことはおっしゃらないと思うけど。
というわけで、往来堂書店のホームページを探すと出てきたりします。
鷹揚な姿勢だなあ。
私が店主だったら教えないのに。

往来堂さんで購入すると絵本作家のミロコマチコさんのイラストのブックカバーがもらえます。
3冊購入するとポストカードがいただけるそうよ。

ちなみに今回私が選んだ本は、ある書店をぶらぶら歩いているときにガツンと目に飛び込んできたものです。
これ読んで泣いたな。
やっぱり書店に行かないと出会えない本ってたくさんあるのよ。

私は書店員さんじゃないんで、普段からいることはありませんが、もし見かけるようなことがあったら声をかけてください。
ハゲてる人がいたらとりあえず「こんにちは」と呼びかけてみてはいかがでしょうか。
私だったら「なになになに」と答えます。

旅行者の多い場所だと古本屋が必ずあって、手持ちの本を読みきった時、楽なんだけど、15年前のミャンマーはまだバックパッカーも多くなくて、古本を探すのにすごく苦労しました。
ようやく見つけた店で数少ないものの中からペーパーバックを買ったんだけど、つまんなくてどうしてやろうかと思いました。
でも、最後まで読みました。

パガン、ミャンマー