エヴァの告白(The Immigrant)

本日の「ごちそうさん」。
昨日、何の前触れもなくテレビの電源が入らなくなり、何をどうやってもうんともすんともいわない。故障なんでしょうな。
仕方がないんでガラケーでテレビ機能を使って観ました。どういうわけか窓にくっついてないと入らないんで苦労するわ。
ここまで続けてきたんだから、やめられない。
杏ちゃんは読んでくれてるんだろうか。
食べ物の話にすると理解するめ以子。わからんではない。

本題。
この映画、アカデミー作品賞にノミネートされてないんだよね。
審査員はボケとる。

しばらく胃が重たくなる重量級です。
大正漢方胃腸薬飲んで行くのもありかと。
観終わったあと何度も反芻することになりますからご了承ください。

フランス人のマリオン・コティヤールを想定した当て書き映画です。
ですから彼女が当然主役。
どの女優かわかりませんね。
ウディ・アレンの「ミッドナイト・イン・パリ」で過去に飛んだ主人公が出会う絶世の美人、と申し上げればおわかりになる方が増えると思います。

主人公エヴァポーランドからアメリカに移住してきます。
妹は病気を理由に、エヴァも不当に送還されることになりますが、それで終わりになったら映画が成立しません。
そのエヴァが頼る場所なくアメリカで生きて行くため、妹を救い出すために選んだのは沼地を這うように泥だらけにならざるを得ないほどの道。

ポーランド人を演じるのでポーランド語を話すのだけど、若干のドイツ語訛がある。
主人公がドイツよりのポーランド出身なので意識的にやっていると監督に答えたそうな。
どんだけやりますか。

エヴァを「救い上げる」男を演じるのがホアキン・フェニックス
この役者、一作ごとに凄みが増してくる。
恐ろしい。
映画の内容は全く違うのだけど、私の中でフェリーニの「道」のザンパノと重なってしまう。

二度観るべき映画。

私を信用して損をした人はいない、はずです。
本日公開。
あら、バレンタインデイじゃない。
私はチョコレートは食べません。