ソチ・オリンピック狂騒曲

本日の「ごちそうさん」。
なんだかなあ、いろいろあって気が重いわ。

本題。
テレビが故障してしばらく経ちますので、ネット上でこんなんだったのね、と目に入るものだけしか目にしておりませんでした。やっぱりメダルってすごいのね。
本人が喜ぶのは「そりゃ嬉しいでしょう。よかったね」と素直に微笑ましく思うんだけど、狂乱の報道はどうにかならんもんかね、と昨日痛切に感じました。
故障箇所をチェックに来た方が小型テレビを置いて行ってくださったので、せっかくだからほとんど観ることがなかったオリンピックってのを女子フィギュアがあるらしいから、一度くらい「眠いねえ」と重い瞼を擦りながら同僚とうなずき合ったりすると楽しいのかも、とありえない妄想を抱いて11時からのニュースをまずつけてみました。

11時につけたのはニュースをチェックしたかったからで、オリンピックを観たかったからじゃないんだけど、なんだかニュースだかオリンピック中継だかわからなくなっていて、何かというと「ソチからです」と向こうに画像が飛んでしまう。
本当に故障したのかと悩んじゃったよ。
真央ちゃん、真央ちゃん、真央ちゃん、村上選手、村上選手、鈴木選手、悩んだ、転んだ、泣いた、悩んだ、転んだ、泣いた、メダル、メダル、メダル、メダル。
故障してるでしょ。
テレビ局の方。
編成が故障中なの?
社長が故障?

なんだかわかんないうちに本当のオリンピック中継が始まりました。
その前までバカバカしいんで新聞読んでたら、日経の夕刊社会面に「真央ちゃんメダル待ってる 好物チャーハン 腕ふるう定食店主」というでかい囲み記事。
定食店主っておかしくない?
定食店店主でしょ。
どうでもいいや。
そういえば「浅田さんがよく通ったチャーハンを出すお店」ってあちこちで取り上げられていたのを見たことがあるような気がするな。よーく読んでみたら中学時代まで週2〜3回は通ってチャーハンを食べていたらしい。
だけど、最後に来たのはバンクーバー・オリンピックのあと。
チャーハン食ったか、と思うのは人の情けなんだけど、持ち帰ったんだとさ。
4年前じゃん。
それもいいや。
今ではメニューの名前は「真央ちゃんチャーハン」。
オジサンは「『メダルを取ってまた店に食べにきて』とエールを送っている」そうだ。

う〜ん。特にオジサン責める気はないけど、メダル取んなきゃ来ちゃ行けないのか。
それが日本人の励まし方なのか。
日経、これ載せてどうする。
浅田選手が読むか?

なんだか異様なムードだな。
私としては日本に無事に帰ってきてくれればいいよ。
帰ってくんのが嫌になったら別の国で暮らしてもいいよ。

と、そんなことで混乱しながらショート・プログラムを観始めたんだけど、この中継いつまでやんの?
最終滑走まで観ると何時になるんだろう。
と、12時半でもう目が空ろになって来てしまった。
眠い眠い。
コックリさんが出てきちゃったよ。
パンパンパンと顔をはたいて、ベッドに向かう私であった。

さて、これを書き始める前にテレビをつけてみたら、あら、残念な結果になってる。
どんなことが起こったのかわからないけど、日本人選手は少し難しい位置につけてるんだね。
ここで誰のせいだ、とか騒ぐ気もないし、原因は本人たちにもわからないのかもしれないけど、なんだかかわいそうだわ。
応援してくれた方に申し訳ない、とか思う必要ないからね。
勝手に応援しているだけなんだから、無視しときなさい。
あれだけ騒がれれば重圧もあるんだろうけど、皆さんが演技して、その結果を受けとめるだけのことなんだから。

日本人選手の結果が気持ちを重くしているんじゃなくて、バカ騒ぎに気鬱になりかけている私。

みんな、やんなちゃったな、と思ったらオジサンが行きたいところに連れて行ってあげるから、いつでも声かけてね。
インドなんか意外にいいと思うよ。

こんなんもインドの首都を走ってんのよ。
楽しいよ。
正確にはオールドデリーだけど。