ごちそうさんでした。

本日の、じゃなくて、半年の「ごちそうさん」。
終わっちゃったよ。
始めがあれば終わりもある。
人間はみんな死ぬ、とかそういうことじゃなくて、始まった番組は終わりを迎えるのである。
全員ワンシーンで揃える大団円で終わらせると思っていたのは外れましたが、そういうことでした。
15分の中、テーマソングがちょっと長すぎねえ、と感じてた私はちょっと気分がよろしかったわ。

毎日一度も欠かさず、番組を観て、ネタが完全にわれないよう気を使いながら一行感想を書いてきた俺、ご苦労さんでした。
約束していたとは言え、とんでもない二日酔いでも8時2分前には飛び起き涙を流したり、家を空ける日があれば旅館、ホテルで鑑賞した後、抱えていった重いノートPCでカチャカチャ書き込み、テレビが故障すれば窓に張り付かないと電波をキャッチしないワンセグで豆粒のような画面に目を凝らし、なんとか様子を知るべく努力したり、誰にも言えない苦労をブログでは書いてはいたけど、杏ちゃんに悟られないよう、それとなく大変なんだよ、とスタジオで匂わせたり、本当によく頑張りました。

外国に出たら観られなかったんで、このために行かなかったもんな。
早いもんだぜ、半年なんて。
しかし、この朝ドラの撮影は我々がイメージしているよりずっと過酷だったようで、たまにヘロヘロになっている杏ちゃんを見ると、主人公も苦労しているわ、と同情を禁じ得なかったものです。
よく頑張った。
って、まず出演されていた方々に言うことか。
俺じゃないか。

杏ちゃん毎日セリフよく覚えたね。
小学生の時の学芸会で2行のセリフが舞台の上で飛んでしまった私にはとても無理だ。
セリフ覚えたら演技しなきゃいけないのよ。
そんな芸当できる人いるの?
たくさんいるから不思議だよねー。
私もクライアントの前での演技は天才的だったんだけど、あれはセリフ覚えなくていいからね。
と、何故か自分の話に持って行きたがる私は何者だろうか。

素直にお礼を言わなきゃ。
お嬢さんからおばはんまで演じきった杏ちゃん、ありがとうございました。
何度も泣かされちゃったよ。

東大出は今度はあれか、すんごいワルになるんか。
みんなイメージ変わっちゃうな。
笑顔がよかったね。
あの手の映画は観に行かないけど、しっかりどつきまくってくれたまえ。
もう撮影終わってるか?
いつ撮ったの?
朝の撮影の合間?
神業だな。

和枝ちゃんは私が観に行くような映画によく出ているから、これからもよろしくね。
希子ちゃんとはもっとよろしくしたいわ。
ふ久も。

メモの字は全部杏ちゃんの直筆だったね。
それは私だけが知ってるんだよ、ふふ。

もう毎朝観ることはないな。
みんながやっていたように週一回まとめて観ることにしよう。

「BOOK BAR」は「死ぬまでやる」と宣言しておいたので、文字通り死ぬまでやる。
始まった番組でも終わらないことがあることを教えてあげる。
私か杏ちゃんが死んだら終わりか。
その時はまず殺人を疑ってくれ。
今日で打ち切りということはありません。
来週は7年目に突入いたします。
みなさん、よろしくね。