内定を辞退する

あー、しばらくブログ更新してないな、なんて思うことは毎日書くことが当たり前だったので、3月末までは全くなくて、昨日「ブログ書いてねーな」と気がついた時はなんだか新鮮な気分。
というのは嘘で、ブログに何書いていいんだかわかんなくなっちゃったよ。
こんなことになるんじゃないかとぼんやり予測していたんだけど、やっぱりな。
57歳まで間近になると、自分のことは自分がよく知っている、ということになるんですよ。
俺(あたし)ってなんだかわかんねーよ、と悩んでいらっしゃる若い皆さん、悩めてうらやましーですよ。
どんな可能性も秘めた未来があるということですから。
ま、私のような爺さんもどきでも、まだまだジタバタしますけどね。

ブログを毎日読んでくださる方が増えたところで、いきなり交信が途絶えてGROUND CONTROL TO MAJAR TOMみたいなことになってしまっておりました、じゃなくて、更新が途絶えてしまったことで「なぜ更新しないんだ、返事をしろ大倉」みたいなご叱りをたくさんいただくんじゃないかと期待していたのに、これが恐ろしいほど反応なし。
昨日ようやく圭さんから「ブログも書かなくて何やってんのよ、暇ならカウンターに入って仕事しろ」と暖かくケツを蹴り上げられ、ああ、俺はやっぱりダメ人間だ、とさらに落ち込み、もともとこのところ体調が思わしくなかったところに激しい頭痛が加わってしまい、落ちて行くのが定めなのねー、なんちゃって。

とにかく期待されない孤独なブログを書くハゲは久しぶりに自分のページを開いてみたわけですよ。
そしたら、なに?
毎日毎日どういう方々なのかは存じ上げませんが、たくさんの方がアクセスされていらっしゃる。
どちら様でしょうか、とお聞きしたいのはやまやまですが、その方法がないんでここでお礼を申し上げておきます。
最近体調がすぐれないのとちょっと意味不明に軽い鬱状態でありまして、ああ、なんにもしたくない、本だけ読んでりゃいいんじゃねーの、とふて寝してたんですよ。
人様にわざわざ言うことでもないか。

と、やはりブログ毎日書くのはやめて、うまくいけばブログに費やしていた労力を他に振り分けられるのではなかろうかという野望は全くの勘違いで、ブログ書くことでようやく均整を保っていたんだということに気がつきました。
やっぱし書くことにしよっと。
何だかすっきりしちゃった。

さて、昨日ぼんやりFBを眺めていたら、「内定辞退者に人事担当者が罵詈雑言」的な記事が上げられていて、またプツンと頭の血管が切れました。
お前さー、「内定は内定なので、取り消すこともありえる」とか言ってたのはついこの前のことじゃないの?
今度は辞退すりゃ「このバカヤロウ!」か、どの口がそんなこと言わせてんだよ。
聞くところによると学生さんたちは大変らしいじゃないの。
あっちこっちで煽られて、エントリーシートを山のように出しても内定がとれない、って話をお聞きしますよ。
個人的には新卒を一斉採用、それに漏れたら機会なし、っていう日本の採用制度が気味が悪くて、そんなもんに乗っかんなよ、と若い諸君に言いたくなることはあるけど、現状がそういうことになっているのであれば中学であれ高校、大学を卒業すれば経済的自立を目指すのは当然なので、なんとか就職先を見つけようとするのは当たり前。
内定が数社から出てしまう人間がいることなんて人事担当者も織り込み済みだろうが。
そんなこと私の頃からあったこと。

「そうかい、残念だね。でもまた一緒に仕事をすることもあるかもしれないからよろしくな」
くらいのこと言えよ。
学生の側にも非があるって、ないよ。
全然ない。
どこに採用されるかわからない状態で面接受けて「他社で内定が出たらどうする」って聞かれりゃ「御社で働かせていただきます」くらいのことは誰だって言うんだよ。
あー、俺も言った。
嘘ついたよ。
そんなこと聞くほうがおかしい。

就職の面接なんて見合いなんだって。
その場で「僕と結婚してください」って言われて「はい、よろしくね」なんて返事するわけないじゃん。
「しばらく考えさせてください」が正解でしょ。
見合いしたことないけど。
勝手に内定出しといて「うちに来ないと、来年からお前の学校、ゼミからは採んないからな」ってのは恫喝だろ。
犯罪じゃないの?
犯罪にしてよ。
学生の側だって選ぶ権利はあるんだって。
採用する側と対等の立場なんだよ。
人事担当者さんよ、そこ勘違いすんなよ。
買い手市場、売り手市場と状況が変わってもそこは変わんないの。
わかったか。
わからんか?
わからんなら俺んとこに聞きに来い。

全然関係ないけど、スペインで毎日ハモン食ってたい。
まだちょっと鬱状態