きのこ雲

昨日は心穏やかにアイルランドに行くべくメアリー・ブラックの曲を流しながらいい気分でいたのに、一昨日発覚した故吉田福島原発所長の調書を誰も読んでいない、読む気もない、誰にも教えない、って原発事故が起きるとどうなるのか、原発の知識のある人間はどのような行動をとるのか、という今後の不慮の事態への対応(原発稼働してなくても事故は起きますから)を考えるにあたり、極めて重要なものを胸張って隠蔽しようとする大バカものどもの振る舞いについて、また報道されたりしたもんだから(よくできました)メアリー・ブラック効果はかなり薄まってしまった。

その間にも大飯原発再稼働差し止め判決が出て、ああ、まだ地裁ではこういう判断を下せる裁判官もいるんだと少し心もほぐされたりしてたんだけどな。
波打つ私の気分であることよ。
修行が足りん。
反省して寝よう、と落ち着こうとしていたら、夜になって、琉球放送の報道がFBにアップされ、再び頭から湯気が出た。

このニュース、ネット上で探しても琉球放送のものしか上がってこない、一夜明けて各社が動いたかな、としばらく調べてたんだけど、全く見つからない。
どうなっているのでしょうか。

ここから先、そのニュースを貼付けますからまず読んでみてください。

久米島沖で爆発音 きのこ雲を確認

 21日午前、久米島の北の沖で大きな爆発音とともにきのこ雲のような煙があがっているのが目撃されました。
 久米島の北の海岸近くで目撃した男性によりますと、きょう午前10時半ごろ、「ドン」という大きな音がして地面が揺れたあと、島から北の方角の沖で、きのこ雲のような煙が高く上がっていたということです。
 島の北およそ28キロの沖にはアメリカ軍の鳥島射爆撃場がありますが、男性は「長年、久米島に住んでいるがあれほど大きな噴煙を見たのははじめてだ」と話しています。
 久米島の北東方向に位置する渡名喜島の役場にも住民から同様の情報が寄せられていますが、沖縄防衛局は、「アメリカ軍側から特別な訓練をやっているとの情報提供は受けておらず、確認もできていない」としています。」

ここで出て来る鳥島は久米鳥島のことで、もちろん日本の領土であります。
しかし、日本人はそこに近づくことも許されておりません。
アメリカの領土と言っても差し支えないような状態に置かれており、島全体、その周囲の空域はアメリカ空軍が管理する「鳥島射爆撃場」(英語名もついていてTori Shima Range)となっております。
バカスカ、アメリカ軍が射撃訓練や爆弾投下訓練を行っているところです。

日本であって日本でない。
米軍基地、各国大使館と同じ取り扱いですな。

過去には劣化ウラン弾1520発を撃ちまくったり、250トン爆弾を誤って投下したりする問題も起こっております。
ちなみにこの250トン爆弾が破裂した場合、東西方向にそれぞれ1100m、南北に600mの範囲に破片などが飛散するそうでございます。
劣化ウラン弾については言うまでもありませんが、アメリカ軍は健康に問題はないと強弁していますが、過去使用された場所に居住する方々、使用した米軍兵士に様々な健康被害が出ているという疑念は払拭されていません。
鼻血問題と似ております。
私はできるだけ早くホワイトハウスの絨毯の下に劣化ウラン弾を敷き詰めて、早々に疑いを晴らしてもらいたいと切に願っております。

さて、問題はきのこ雲なんですが、多くの周辺地区の住民から過去あれだけの噴煙は見たことがない、地面が揺れた、と役場に届けが出ているにも関わらず、沖縄防衛局は「情報を受けていない」「確認もできていない」と答えているわけです。
もしかしたら今日から厳しくアメリカ軍に状況の説明を求めるのかもしれませんが、昨日の午前中にきのこ雲が目撃されて本日この時間になっても何も報道されていない、ってのは、「今後ともその意志はございません」ということか?
マスコミも無視かい?

尖閣では安全が、領土が、ってメチャクチャ騒いでいるのに、日本の領土内でのきのこ雲は「なんでもありません」なのかい?
右翼の皆様、出番ですよ。
日本の安全が今危うい、って街宣車出すところでしょ。
今でしょ。

私は左翼でもないのに、「原発に反対してる連中は極左」とかはんこを押してくださる方々がたくさんいるんだけど、こんなことがあるともしかして私は右翼かもと思うんですよ。
原発に反対しているおじちゃんやおばちゃんも左翼とは思えないよなあ。

私は穏健な話し合い派ですよ。
情報に蓋をせんでくださいよ。
まともな議論にならんでしょう。
お願いします、と一応お願いしておこう。