膝と腰と背中と肩と首といろいろ

病気か、と聞かれると、いや、病気じゃない、と言いたくなるのが膝、腰、首の激痛だったりするんだけど、整形外科でリハビリ治療したり、ひどくなれば手術するんだから、やっぱり病気でしょう。

昨日までの私は、実は膝が痛くて、痛くて、痛くて、普通には歩けない状態でありました。
それを誰にも言わず、じっと我慢していたんだから偉いよ。
あら、会う人会う人に「痛いんですよ〜」って泣きを入れてたかしら。
もしかしたらブログにも書いた?
ラジオでも話しちゃった?

ともあれ、本人はじっと我慢していた気になっているくらいに痛かったの。

私の膝の痛さには3段階くらいあって、1. 少し痛い 2. かなり痛い 3. 我慢できないくらい痛い、でありまして、痛くない、という状態はありえません。
我慢できない時も歩かないわけにはいかないんで、足を引きずりながら、身体の他の場所に大きな負荷をかけながら、半ば這うような姿勢なのね。
見た目はどうでもいいんだけど、そうしていると全身あちこち軋んできて、ここも痛い、あそこも痛いということになります。

悪いことに調子のいい時は週に1回、2回は泳ぎに行っていたので、健康管理を考えれば多少痛くても水中歩行で膝のまわりに筋肉をつけて、中性脂肪を減らす努力をしていたんですよ。
けなげでしょ。
ところが、前回泳ぎに行ったあと、ついにすべてが爆発しまして、膝は曲がらないほど痛くなるし、腰はぎっくり寸前、背中にも激痛スポットが湧いてくる。
もはや、これまで、泳ぎはしばらくあきらめよう、歩くことも極力避けよう、と耐え難きを耐え決心をいたしました。
その決心の結果、誰でもわかるように、食ってじっとしていることの必然はぶくぶく太るということであります。
体重が増えれば、まずみっともない。
おっぱいなんか大きくなるし、お腹は見るに耐えん。
朝起きると芋虫になっていたのでござる。
その上、増えた体重が痛いところに負担をかけるわけだから、ますます痛くなる。
面白いですね。
悪いことは悪いことを呼ぶんですよ。
こういうのを悪循環って言うんじゃないの?

これはもういかん。
とにかく何らかの手を打たないとイギリスだ、アイルランドだと浮かれている場合じゃない。

そんなわけで、前から圭さんに強く薦められていた渕上さんにご連絡申し上げて、なんとか身体を見ていただけないか、とお願いしました。
それが昨日ね。
どこだと書いていいか聞かずに帰ってきたので、本日は名前を伏せさせていただきますが、知りたい方は私にメッセージをいただくか、銀座のショットバーRe. muuに行って聞いてみてね。
いい人には教えてくれると思いますよ。
悪い人には教えてあげない。

いわゆるへったくそなマッサージ屋さんの施術じゃないんでございます。
ギューギューなんでも押せばいいってもんじゃないんだよ。
やたら揉むのもダメ。
あるべきところにあるべきものを戻すんざんず。
どうしているのかは内緒。
と申しますか、あちこちを揺らしたり、押したり、まわしたりしていることはわかるんだけど、実は何がどう繋がっているのかはわかりません。
折々に私を立たせて、痛いところを確認して、「なるほど」とうなずいて、おら?今度はそこを押しますか?というところを突っついたり、まわしたりしてくださる。
するとですね、再び立ったときに「ここが痛いんですよ〜」と泣いていたところがわからなくなってしまっていて、「あれ、どこが痛かったんだっけ」ということになっている。
でも私もしつこいんで、「ここがまだちょっと」と食い下がると、「なるほど」と再度調整してくださる。

なんということでしょうか、膝は半月板が割れてしまっているので、全然痛くない、ということになならないんだけど、全身に劇的な変化が現れてしまった。
角が生えてきた、ウルヴァリンみたいにおかしなものが手の甲から出てきた、モジャモジャの毛が生えてきたということではありません。
すっと背筋が伸びて、信じられないくらい楽に立てるんですよ。
おかしい、こんなことがあるもんだろうか、とノシノシ歩き回るんだけど、事実は否定できん。
足を引きずり、半泣きですがりついたハゲとは誰も思えんだろう。

「大倉さん、すごくいい身体してますよー」と言っていただいたんだけど、それは施術に素直に身体が反応しているということらしく、「ムキムキ銀次みたいな身体」という意味ではないらしい。
あんなに筋肉つけてどうすんだよ。
それはいいや。
ああ、こんなことならしっかり身体を絞って施術してもらうんだった。
それができないから施術してもらったんだった。

圭さん、銀次を信じてもっと早く行っておけばよかった。
あのころはまだこんなにブヨブヨになっていなかったのに。

これからどんどん変化して行く大倉の身体、刮目して待て。
それでどうすんだっけ。

歩くぞ。
ジョージアトビリシの旧市街。