インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌(INSIDE LLEWYN DAVIS)
コーエン兄弟の最新作。
彼らのこれまでの作品とやや趣が異なって、あら、と感じたんだけど、ああ、いい映画だ、いい曲だ、フォークソングだ、と劇場でじっくり浸れる映画です。
ルーウィン・デイヴィスという人間は実在しないんだけど、ボブ・デュランが憧れたデイヴ・ヴァン・ロンクというフォーク歌手の回想録「グリニッジ・ヴィレッジにフォークが響いていた頃 デイヴ・ヴァン・ロンク回想録」をもとにコーエン兄弟が再構成しています。
グリニッチ・ヴィレッジにフォークが響いていた頃―デイヴ・ヴァン・ロンク回想録
- 作者: デイヴ・ヴァン・ロンク,イライジャ・ウォルド,真崎義博
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2014/05/15
- メディア: 単行本
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ボブ・デュランとおぼしき奴も画面を一瞬横切ります。
フォークを歌いつつグリニッジ・ヴィレッジを徘徊するんだけど、金なし、宿無し、女からは愛想つかされる。
なんか、いいじゃない。
金持ってるフォーク歌手って信用できないじゃん。
私のキャリー・マリガンが主人公に厳しい。
そんなところも好き。
歌、演奏ともに主人公を演じているオスカー・アイザック本人がこなしている。
アメリカの役者は本格的に歌える人が多いねえ。
明日公開。
予告編のバックで流れている曲が特に好き。
で、こちらがモデルとなったデイヴ・ヴァン・ロンクの曲。
すごくいい。