でも、デモとスト

サッカーファンの皆様、J−WAVEで唯一サッカーのことが話題にならないとスタッフの間だけで話題になっている「BOOK BAR」で話させていただいている大倉でございます。
本当のことを言えば、「ああ、私も一緒に盛り上がれればいいのに」と思っているんですが、あんまり興味がないことに興味があるふりを装う方がたちが悪いし、すぐバレちゃうから自分から告白しときますね。

でも、サッカーで盛り上がっていらっしゃる方々をうらやましいと思っているので、怒らないでね。
昨日、いつから始まるんだっけ、とニュース見てたら、今日からっていうから驚いちゃった。
今朝はやっぱり起きてすぐにテレビつけましたよ。
サッカーやってました。
おお、地下鉄スト決行か、と言われていたのに会場には人が居るということはストやめたのかしら、という感想を抱きつつ、PCの前に座り込んじゃったので、ちょっと前にブラジルが勝ったことを知りました。
ブラジルをお応援していた皆さん、よかったですね。
クロアチア、残念でした。

で、私が何を調べていたかと申しますと、デモとストはどうなってんだろ、ということでした。
一旦開催が決まれば国を挙げて盛り上がらなければ、という風潮に強い抵抗があるものですから、今回のブラジルの運動はなかなか気合いが入っていて心強い、でも行っている人たちは気がきじゃないだろな、なんて思いつつ。

デモは相変わらず続いているようで、主張していることは実にまとも。
Wカップで阿呆のような金使うんだったら、その金必要なとこにまわせよ、だもん。
世界中のファンが楽しんでいるWカップに水を差すつもりは毛頭ないんだけど、今後どのように使われるのかわからない競技場に莫大な金をつぎ込み、その後の使用方法、維持費について考えてるのかね、とやはり私でも考えてしまう。
地下鉄ストはどうなったのかわからない。
一体どうなったんだべか。

ブラジル経済は止まらぬ勢いであった時期がありましたが、今はかなりつらい状況です。
金利はたしか一時12.5%まで上がって、ブラジルに急速にマネーが集中投下されていたんだけど、アメリカがどんどん金利を下げるもんだから輸出がままならなくなり、窮地に追い込まれ、ブラジルも勢いつけて金利を下げ始めました。
その結果、外貨流出、その上インフレがひどくなって、また金利を上げ始めるという端から見れば泥縄なんだけど、よく考えれば、これも市場のグローバリゼーションに翻弄されているところが大きい、と素人の私は考えてしまう。

経済のことをガタガタ言い始めるとボロが出ますので、ここで日本を振り返ります。
相変わらず「2020年キター!」の基本モードは変わっていないようだけど、国立競技場取り壊しの入札はどこも応札できず、ザハ案も一体どうなることか。
建設費、人件費の高騰は専門の方に聞くと常軌を逸しており、本当に作ったらいくらになるのかさっぱりわからんそうじゃ。
総工費の見直しが始まるらしいけんど、先のことは本当にわからんですよ。
世界最大の財政赤字を抱えている国で、震災復興、福島原発事故の収束は全く見通せない中、やっぱりやりますか?
やると日本が元気になりますか?
東京でやると年金問題、貧困問題、解決するんかな。

中国の鳥の巣はすっからかん。
ギリシャはオリンピックが終わった後、瀕死の状態。

私には東京2020の理屈が相変わらずわかってないんだけど、ともあれWカップはもう始まっちゃってるんで、どの国も頑張れ。
時々、チェック入れるぜ。