そうだった。

アイルランドってイギリスからやりたい放題搾取されて、おまけに北アイルランドは分捕られ、イギリス人憎し、のはずなんだけど、そんなことも言っていられないんで、ロンドンにはアイルランド人も多くて、友達もいます。
という現実を認識しておりましたので、あんまり違わないところだと思い込んでいたんです。

ところが、あなた、空港に着いて驚いたのはパスポートコントロールの表示が全然読めないじゃないすか。
全く馴染みのない言葉が書いてある下に電光掲示板があって、ALL PASSPORTって出てるからフンフンと並んでたんだけど、そうだぜ、アイルランド人は誇り高き民族だった。
正式名称はアイルランド語になるのですよ。
基本的には公的なもの全て上にアイルランド語、下に英語。
どことなくラテン系の言葉に見えることもあるんだけど、ケルト系の言葉でござんすね。
ケルト系の言葉はスコットランドウェールズ、フランス、イタリア、スペインの一部でも使われている、というと少し嘘になるかもしれませんが、ちゃんと残っております。
もちろん何を話されているのかはわかりません。
アルファベットを使っていますが、どう発音していいのかも見当がつかないことがあります。
たとえば、アイリッシュ系イギリス人だった友人、SEAMUSを最初はシーマスって呼んでたんだけど、のち、シェイマスだということがわかり、ばつが悪いったらありゃしない。
ま、そんなことです。
あ、でも、アイルランド語を普段から使う人はほんの少ししかいません。
英語が第二公用語なんだけど、ほんの一部を除いては、誰に話しかけても通じます。

ああ、なんだかとっても新鮮。
街を歩いていても似ていて違う、微妙、かつ濃厚な雰囲気。
わかっていただけますでしょうか。
イギリス国内では旅するという感傷みたいなものは皆無なんだけど、アイルランドでは来たよー、歓迎してねー、意地悪なしね、って気分になります。
でもね、ホテルのレセプションの女の子はオジサンホイホイみたいなとんでもない美少女で、受け答えは完璧、もちろん、笑顔がとっても素敵なの。
ここにいる間に写真撮らせてもらえるかしら。
女性に声を掛けるのがとっても苦手なんで、どうすればいいのかわかりません。
そういえば、イスラム研究の一人者の友人はどこに行っても、バシバシ美人の写真を撮ってきて、ああ、綺麗な人だ、と褒めるととても喜びます。
これを読んだら、声の掛け方についてコメントしてください。

えーっと、こちらの時間では本日2回目のブログ更新でございます。
ブログ書きにやって来たんじゃないけど、こうしとくと、明日楽なんで上げときますね。
ホテルに着くなり飛び出しましたが、微妙な差異を味わっているところでございます。

昼メシ食いそこねたんで、死ぬほどお腹が減っております。
とにかくまずギネス。

案内の標識はこんな具合です。