「絶対的正義」

昨日は復活した本人が驚いて、また病気になるんじゃないかと思うほどの皆さんがアクセスしてくださいました。
なんか、私ってとりあえずブログの上だけだけど愛されてる?
と、まあ、そんな勘違いも。
それから、もうひとつ驚いたのは、あんなに長い期間書いてなかったのに、毎日100人以上の方がずっとブログチェックをしていてくれたことでございます。
誰ですか?
ご希望の方にはチューしちゃう。

くだらないのは相変わらずであります。

さて、どうしようかと悩んでいましたが、ISISについては何かしらのことを書かなきゃと思っていました。
と申しますのは、9月24日、ブログ停止直前、「有志連合」によるISISに対しての空爆が行われたことに関して、やるせない気分を綴っていたからです。
こちら。
http://d.hatena.ne.jp/shinmoe/20140924/1411514521

悲しい出来事が起こった後の今も私の心境に変わりはありません。
でも、「私はISISを擁護もしないし、テロリストでもない」なんてことを書かなければ、わけのわからん攻撃が加えられる世の中に変わってしまったことは確か。
「許せん」「殲滅する」とだけ言ってれば、状況が変えられるってどんだけ単純?
それって思考停止ってことでしょ。
今回起こったことについては、いくつもの段階で「なぜ」が検証されなければならないと素直に思うんだけど、どうも特定秘密に指定された様子もあるので、政府が旗振って「日本人はここから先は考えてはいかん。バカになれ」と言ってるような気がしてしょうがない。
権力ってのはもともとそういうたぐいのものかもしれないけど。

そんなことを考えていたら、昨日いきなり政府がODAの使用用途を他国軍支援にも広げると発表いたしました。
災害復興等の非軍事目的に限るってことになってるけど、金の流れを全部追いますかね。
それができたとしても、非軍事で使っていた金が軍事目的にまわせるってことなんじゃないの。
で、軍事、非軍事って誰が見極めんの。
嫌なムードを感じていたら、もうこんなことになっちゃったよ。

「正義」について勇ましいオジサンたちが胸を張って語り始めたけど、「正義」って絶対的なものではありえないでしょ。
「正義」がぶつかりあって、殺し合いが始まるんですよ。
ところが、日本政府はアメリカの「絶対的正義」が大好きだから、アメリカの行動は何でも「支持」でしょ。
イラク戦争のときには「アメリカに従わない限り日本は成立しない」とうんざりすることを繰り返す輩が登場してたけど、恥ずかしくなかったかい。

アメリカは「ウクライナへの武器供与も辞さない」ってまた紛争拡大へ一歩を踏み込む直前まで頭を突っ込んでいるけど、思い出して欲しいのは実質的にタリバーンを作ったのはアメリカ。
イラクの現状の混乱はイラク戦争から。
武器・資金供与を行い、戦争を始めて、新たな混乱を作り続けております。

もういい加減にしようじゃない。
「正義」に振り回されず、「なぜ」への解答を探りましょうよ。

結局、9月24日と同じことを書いただけでした。
最後に一応書いとくけど、私はISISを支持も擁護もいたしません。