レバ刺し食べたい肉食系女子

昨日、私のかつての部下であり、今はお友達である女性からメールが来た。
また、底なし沼的宴会へのお誘いかと思ったら、「レバ刺し食べたいんだけど、おっちゃんいいとこ知らない?」という純粋な問い合わせであった。
内臓のことなら大倉に聞けということらしい。

普段どーしてもレバ刺し食いたいというような衝動に駆られることは私はない。私はミノとコブクロだ。
しかし、奴はレバ刺しがもうすぐ食えなくなるというニュースを見て、いても立ってもいられなくなったのであろう。肉食系女子正統派の先頭を走る彼女ならではの問い合わせである。頼もしい。

新三河島焼肉屋は思わず「これは・・・」と実際に声が出てしまうくらいうまかった。レバ刺しだけじゃなくて、すべての内臓がうまかった。センマイの刺身なんかあんまりうまくてお替りしちゃったもん。私は原則内臓しか食べないので、赤身のことは知らない。

ただ、店の名前を忘れてしまった。
新三河島 焼肉」で検索すると何件か出てくる。
「金龍苑」うまそうな名前だし、店内の写真の雰囲気がいい。レバ刺しが一番先にメニューに出ている。分厚くて、クァとしている。
ここだったか、と一瞬断定しそうになったが、どうも名前にインパクトがありすぎる。連れて行ってもらったときは、こんな地味な名前でいいの?という印象があったはずなんだがおかしい。

「何でそんなところまで焼肉食いに行くんだよ」と文句をつけた私だったが、安うまの店を歩き回っている友人の大学教授が「とにかく信じてくれ」というので行った店である。
そいつに電話してみるのが一番早い。
「えーっと、あれ、名前が思い出せない。思い出したら連絡する」ということで、待っていたら「山田屋だ」とメールが入った。
そうだ山田屋だ。金龍苑とは真逆の名前じゃないか。
学生の時に通った山田うどんを思い出すなあ、と思ったんだった。

友人はこういう食い物にはこだわりが激しく、あの周辺だと日暮里にも店が出たんだとか、「何故?」と思うくらい詳しい。
最終的には「江東区の枝川がいいじゃん」ということになった。
あのあたりには行列のできる焼肉屋が何軒かある。
行列ができない取って置きの店で食ったこともある。
そこは確かにうまい。
何故行列ができないかというと、コースで食わせてくれるからである。じゃないかと思う。
あんまり客が好きじゃなかったんだっけな。それにしては親切だった。
枝川で行列のできていない焼肉屋があったらそれだ。試して欲しい。

というような内容のメールを滝村に返したのだが、返事がない。

で、私は昨晩は友人と八重洲地下街にある「三六」というホルモン屋さんで飯を食った。
友人が携帯を見せると、一品サービスのタン刺しが出てきた。
これは食ったことないなと箸をつけたら、レバ刺しよりうまかった。
これはレバ刺し亡き後の本命である。
その店にはレバ刺しは置いていなかった。

象、食ったことありますか。私はない。ある人は味を教えてください。
鼻がうまそうな気がするんだけど。

滝村君、どこでなに食ったか教えて。
このブログ読んでないだろうけど。