粘着質的写真展のお知らせ

私の写真が粘着質だというわけではなく、お知らせがしつこすぎると私も分かっていますよ、という趣旨でございます。

しかしね、諸君。お知らせはしつこくやんないとみんな忘れちゃうんだよ。
私もギャラリーの展示会のお知らせをよくいただく。興味があるものは、これは面白そうだから時間とって行かなきゃだ、と葉書を目に付くところに置いておくのだが、バタバタしていると、「あー、これこれ」と日付を確かめるとすでに終わっていたりする。

ほら、目の前のこの葉書、これ行かなきゃと思っていたら、なんと10月7日までじゃん。
写真展の準備でアワアワしていたから忘れちゃってた。私の大先輩のギャラリーで、前からこれいいな、と思っていたちょっとした置物の展示会だったんじゃん。大失敗。
そんなことは私だけなのかもしれないが、そうでないかもしれない。
だから一番身近な私を基準にしつこくお知らせするのである。

写真展は本日からですよ。

会期:10月12日〜21日
時間:10:00〜21:00
場所:有楽町 無印良品2階アトリエ

これだけわかりやすい場所はありません。地下鉄の表示にも出ているのでわからなかったら笑われるよ。

さすがにしつこく感じるな。
えーっとですね、すでに展示は完璧に完成しています。
自分の目で見届けてきたんだから間違いない。
「うわっ、すごい」って自分で言っちゃったもん。
アトリエの外からもよく見てね、すでに中に入る前から仕掛けは始まっています。

ここまで書いて「あれのどこがいいの」と面と向かってこき下ろす人がいたら落ち込むだろうな。
下関に帰ってしまうかもしれない。
私の顔を知っている方々はさすがにそこまで言わないだろうけど、知らない人が「意味がわからないわね」とか何気なくつぶやくかもしれない。
聞きたくない。そういう一言には真実が含まれているからな。

私は基本的にはいません。
明日はミュージシャンのゲレン大嶋さんとのトークイベントがあるから、午後あたりからはいますけど。
「いろよ」と言われれば、可能な限りいるようにはしますが、保障はいたしかねます。いないならいないで、大きな声で「すごすぎ」とか「びっくり」とか話してもらえるといいな。
一人で言っていたら変かな。変でもいいじゃない。

写真展の小冊子も作りました。
ちょっといい感じです。数に限りがありますから、お早めにね。

この展示会でノーベル文学賞は取れないね。
昨日は村上春樹が取るかもと期待していたんだけど、残念でした。
賞は時の運です。賞を取る取らないで、村上文学が変容するわけではないから安心してください。
中国の莫言氏が受賞されました。チャン・イーモウが撮った「赤いコーリャン」の原作を書いた方です。日本にもこの作品のファンは多いですね。
この時期ですから嫌がらせだと言う方もいらっしゃるようですが、誰が誰に嫌がらせするのかがよくわかりません。文学賞なんだからちゃんと小説読んでご自身の主張を述べられたほうがよろしいですよ。
そんな狭量なことでノーベル文学賞をけなしていると村上春樹氏も悲しまれますよ。
作品の好き嫌いは誰にでもあるのは当然ですから、文学談義はどんどんやっていただけたらと思いますが、関係ない話は切り離しましょう。

ということで、私の作品もけなしていただいてかまいません。
私の知らないところで。

これも展示からはずした写真だ。