ちゃんと帰ったことが偉い

自分でもこのままいなくなってしまうんじゃないかと途中で不安になっていたのだが、1ヵ月以上もいないというのに、旅先にて人のノートブックで一度チェックしてみたら、かなりの方々が毎日このブログにアクセスしているじゃないの。
びっくりしたよー。
そうか俺はそんなに愛されているのか、と改めて勘違いしちゃった。

そんなことを思いながら11時に自宅に戻り、机の上に積まれた膨大な郵便物を整理していたら、一度店番をさせていただいた銀座のバーの圭さんからいきなり「イケメン店長が辞めることになったから、またお願いね」とどうしてこういうメールが一番先に来るかな、というお話がありました。やろうじゃないか。稼がなきゃな。
いろいろ見聞深めて、ついでに安上がりといえどもお金使っちゃったから、一時的に心を入れ替えよう。
金の亡者になるぞ。
楽しいお仕事があったら声をかけてくださいな。

さて、今回は4カ国を回ったんだけど、脈絡がないんでどう処理するか悩んでいます。
あんまり人の行ったことのないアルメニアジョージアグルジアは正しくありません。これについては時期を見てちゃんと説明します)に興味があるでしょう。どうしようかしら。少し考えさせてくださいな。

何か帰ってきたからには土産話のひとつでも披露しないと皆さん納得しないと思うんだけど、実は正直かなり疲れてしまっています。現地にいる間はいくら歩いても、「ああ、今日は歩きすぎた。足の指にできた水ぶくれを潰して早めに手当てしてしまおう」くらいで済むんだけどねえ。私は歩きすぎると足の指に水袋ができる特異体質である。
すごく痛い。
放っておくとどんどん大きくなってしまって、処理が大変になるので、夜、爪切りで厚い皮をバッチンバッチン切りまくり、水ぶくれに犯されている部分の皮は全部剥ぎ取る。で、夜そのまま寝てしまうと翌朝にはこれなら何とかなるというところまで回復している。

昔、ネパールで歩きすぎた上にさらに無理を重ねて、せっかく少し固くなったところにさらに今度は血豆を作ってしまい最後には指がすべて岩のような固さにまで変形してしまったことがあるが、ああいうことはよした方がいい。

話はずれたが、現地で歩き回っている分には元気がいいのである。
しかし、今日は大変疲れている。
なぜかと申しますと、最後は絶対に決めた日までには帰んなきゃまずい、ということに気がつき、19日にジョージアのトリビシからアルメニアのイエレヴァンまで、マールシュトゥカという小さなミニバスであちらの方々とギューギュー詰めになって戻り、翌日イエレヴァンからモスクワ経由でロンドンに向かい、ほとんど寝ないまま21日の飛行機に乗って本日帰国したから、移動日が時差があるにしても4日かかっているからでございます。
気がつきゃあと2ヶ月で56歳。
どす黒い顔して帰ってきたのである。
どす黒いのは病気ではなく、とんでもない日焼けのせいである。

疲れた。
何か面白いことでも、と思うし、そんなことは掃いて捨てるほどあるんだけど、今日のところは帰ってきたご報告だけにさせてください。
写真をどう使うかも決めてないし、そもそもPCに取り込む元気がない。
旅の話はいずれにせよ少し寝かせた方がいいので、ゆっくりと味わってもらえるように考えます。

どこでも口に合わないものはなく、何でもおいしくいただいたし、お腹をこわすこともなかったんだけど、私はパンが好きではない。従って炭水化物を摂取する頻度が極端に減っていた。
だから意図せずしてダイエットしてしまっていた。
かなり体重落ちたと思うな。

帰ってすぐにカップヌードル食いました。

亡くなった父親がまだ元気な頃、下関の満潮というラーメン屋で家族してすごくうまいチャーシューメンを食べているところです。