エアーポテト、その後

昨年末に山口県萩市むつみ村でかよちゃんに買ってもらったエアーポテトにつき書きました。
最近このブログを読み始めた方は何のことだかわからないと思います。

こんなやつです。

内容を詳しく知りたい方は下をクリックしてください。
とんでもないしろものでございます。
http://d.hatena.ne.jp/shinmoe/20121204/1354576411

とにかくあくが強くてなかなか思うように食えない。
かよちゃんが小さく海苔で巻いて揚げるとおいしいらしいよ、と教えてくれたので膝を打ち、急に世の中が明るく見えてきて「それでいこう」ということにしたのだが、我が家では揚げ物をしないしきたりになっており、実現していなかった。
しかし、このエアーポテト何かの魂が宿っているかのように、腐らない、ふにゃふにゃしない、芽も出ない。
いつでも食ってくれと鷹揚に構えてくれていた。

しかし、2ヵ月くらい前だろうか、とうとう我慢も限界に来たようで、小さな芽を出してしまった。
購入したのが昨年の11月上旬だから半年待っててくれたのに誠に申し訳ない。

これはいかんとお墓を作ったんじゃなくて、ベランダの家庭菜園用の入れ物に収まっていただいた。
大きくなあれ、早くむかごをつけてちょうだい、とお祈りしていたら、どうも私には植物と会話が可能なようで、グイグイと一切の遠慮なく蔓を空高く伸ばし始めてしまった。

小さな入れ物だったもんで、棒を3本立てるのが精一杯だった。
そしたら共食いをするかのように激しくつると蔓が絡まり合ってしまい、ほどけない。
こんな感じ。

これでは本当につるがぐるぐる同じところを巻いてしまい自暴自棄、自縄自縛。
光合成もままならず枯れてしまうこと必至である。
上に伸ばしてやらねば。
充分に光を浴びて天高く育ったつるからのむかご採り放題が私の夢だ。
高ーい棒を買ってきて、ベランダの天井に蔓を伸ばしてもいいねえ、と一人悦に言っていたのだが、それはだめだという。
今年は壁や天井を叩いての強度検査があるらしい。蔓で覆われた天井じゃ検査ができないと猛反対された。
都会の人にはむかごが採り放題の楽しみがイメージできないらしい。

ではせめて横に広げてやろうと、箱を大きなものに変え、棒をさらに4本立てた。
ようやくその気になったかと蔓は3日前から獲物に手を伸ばし、巻き始めている。
しかし、それも数週間が限界ではなかろうか。

ホームセンターに行って、3mくらいの棒を買い、内緒で立ててしまおう。
蔓が巻けばさすがに無理矢理はがすことはできんだろう。

ああ楽しみだ。
だけど、写真のような大きさのエアーポテトができちゃうとまた処理に困るな。
売るか。

欲しい人は予約受け付けますからご連絡ください。
東京じゃ見ることもできないとんでもないものを手に入れることができますよ。

現在のヤマノイモの様子。