ジョージアの裸体 前編

皆様、本日のブログのアップが遅れたのは二日酔いだからではございません。普段はそうなんだけど。
大容量で撮影した写真の処理に手間取ってしまい、このような時間になってしまいました。
しかも、そろそろ仕事の時間となってしまい、本日中にクライマックスまで到達しないことが判明いたしました。
残念ではございますが、今日のところは軽い前ふりまでとさせていただきとうございます。
申し訳ございません。

世の中には不思議なこともあるもんで、思いもかけないところで天地驚愕の場面に出くわすことがある。
事件というほどのことでなくても、他人にとっては小さな幸せ的なことが本人には目眩で倒れそうになるくらいの出来事。
そんなことがジョージアでありました。

ちょっと触れたけど、私はジョージアの首都トビリシ(トゥビリシと聞こえます)で5泊いたしました。
バスターミナルからはタクシーを拾うしか手がないんだけど、これがまた難しい。マールシュトゥカ(ミニバス)を市内で乗りこなすのは外国人には不可能。百数十番まで番号がふってあるバスがそこいら中で目撃されるが、すべてジョージア語で書かれているので判別不可能。そもそも自分がどこで下車するのかもわかってないんだから、どこに連れて行かれるのかもわからない。
従ってタクシーに乗車せざるを得ないんだけど、ここはみんなどうして食っているんだろうと思うほどタクシーだらけなのにいちいち乗車前に料金交渉をしなくてはならない。これから観光でも稼ぐぞ、って言うんだったらメーターちゃんとつけなさいよ。どうもメーターみたいな機械があるように見えるんだけど、全く使用されていないっていうのはどういうわけ。
と、いきなり文句から始まるのはよくないな。

ともあれ、住所と簡単な地図を持っていたので、それでいくらだ、高いんじゃねーか、とそもそもどのくらいの距離があるのかもわからないのに手短に交渉してホステルに連れて行ってもらうことにいたしました。交渉は慣れてるんだけど、インドほど英語が通じないのが難しい。

インドではタクシーに乗ることなんてなくてオートリキシャなんだけど、最近はメーターを倒せといえば、そうするようになりました。ただ、どういう仕掛けかメーターが上がる速度が凄く速いような気がするな。何か変だ。自転車のリキシャは何か申し訳ないことをお願いしているようで、最近は乗りません。しかも、リキシャの場合は遅いのと、料金はオートリキシャと同じくらいなので必然性を感じません。

話がインドに行ってしまった。
ロンリープラネットにも書いてありますが、ジョージアのタクシー運転手はなかなかのハードネゴシエーターだから、今後お出かけになる際は心して交渉に臨んでください。

そんなわけで、住所の場所まで来たのだが看板がない。
アルメニアジョージアもホステルでは全く看板を出していないところがあるので探し出すのに苦労することがあります。
タクシーを降りて、書かれている住所の家のブザーをビービービービー鳴らすのだが、誰も出てくる気配がない。
どうなっちゃってんだか。
荷物を降ろして座り込み、あーあ、どうしようかな、としばらく地面を見つめて情けない旅行者を演じていた。誰かがどうしましたか、と助けてくれるんじゃないかと思ったんだけどな。

このあとは明日に続く。

ジョージアの旧市街。ブラジルのファベーラのようになかなかの坂に民家がへばりついている。
私の好みのロケーション。このど真ん中あたりで地面を見つめていた。