ローマのごちそう

本日の「ごちそうさん」。
あ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜。

本題。
カエサルがその後どうなるのかまだ誰も知らず、ローマの外で戦い歩いていた紀元前79年あたり。ローマ内部の政治は乱れ、混沌とした時代へ突入しておりました。
その後、紀元前49年、ガリアを治め帰国する際にルビコン川手前で戻ることを許されず、頭に来たカエサルは禁じられていた軍の帯同を決意し、川を渡りました。
これがあの有名な「ルビコン川を渡る」であります。
その際にカエサルが発したと言われているのが「賽は投げられた」でござる。
「匙を投げる」ではないのでくれぐれも間違いのないように。

日本では細川元首相が「賽を投げ」ましたな。
私はまだ様子見でございます。
すごく話はずれますが、「後出しじゃんけんはダメじゃん」とは思っていません。
立候補締め切り日近くになって、いきなり立候補をするのはダメと言われたってそう決まってるんだから、決まっていることに従っていればよろしい。
選挙に出るのに「勝たない選挙」ってのはないでしょう。
「勝てる選挙」のために戦略を考えるのは当然だと思っております。
でもまだ、細川さん支持になるかどうかはわかりません。
ちゃんと政策を聞いてみなきゃ。

戻します。
ちなみにローマ帝国の最初の皇帝はカエサルだと思っている人がいるようですが、カエサルは皇帝にはなっていません。
初代皇帝はアウグストゥス
でも、カエサルの名前は帝国が没落していくまで皇帝の名前に必ず組み込まれておりました。
塩野七生の「ローマ人の物語」の新刊が出るたびに貪り読んでおりましたよ。
この本15巻もあって大変だけど、とんでもなく面白いですよ。
文庫本だと何巻あるのかわかりません。

ローマ人の物語 (1) ローマは一日にして成らず

ローマ人の物語 (1) ローマは一日にして成らず

アメリカ、シンシナティ大学の研究チームがポンペイ遺跡で当時の下水、トイレ、汚水槽、ゴミ捨て場を10年に渡って調査した結果、やっぱり言われていた通りローマ人はメチャクチャうまいものを食っていたことがわかったそうです。
ポンペイが火山の噴火で埋もれてしまったのは紀元前79年。
カエサルが苦労していた頃、なんにもしない連中は風呂に入って食って床屋談義の真っ最中。
食っていたものは穀物、果実、豆、魚、卵、オリーブ。
それに加えてインドネシア産の香辛料、スペインの魚の塩漬け、地元産でない貝やウニ。
どんだけのことよ。
さらに今話題となっているのがキリン、フラミンゴを食っていたという発表内容。
そうか、食ったか。
キリン、うまかったか?
フラミンゴ、どこ食った?
足の皮か?

アルベルト・アンジェラの「古代ローマ人の24時間」でどんな生活だったかはわかったつもりだったんだけど、たいしたもんだな。今、もう一度ページをめくってみたら、すごく詳しく書いてあった。
フラミンゴ食った、って書いてあるじゃん。オウムも食ったし、まあ、ありとあらゆるもの食ってるな。
キリンだけは書いてない。
シンシナティ大学にやられちゃったな。
興味ある方はどうぞ。

古代ローマ人の24時間 ---よみがえる帝都ローマの民衆生活 (河出文庫)

古代ローマ人の24時間 ---よみがえる帝都ローマの民衆生活 (河出文庫)

しかし、私は2000年以上前に食ったものを、しかも噴火で埋もれてしまったところからどうやって割り出したかが知りたくてしょうがない。

今日は何の話だかわからなくなりましたが、そんなこともあるんだよ。
結構あるか。
ごちそうさん」つながりと、杏ちゃんの「歴女」つながりということでひとつご勘弁を。

インドのオレンジもうまいよ。
ジャイサルメールかな、違うかも。