暴飲暴食、救いがたし

体調がよろしくない、少し元気になりました、だけですっとぼけていたんだけど、要はですね、あの日、つまみながら酒飲んで、チャンポン食って、一軒バーに寄って飲んでたら、急に具合が悪くなったんですな。
「具合が悪くなる」って言い方は便利なもんで、なんか大人だなあ、という感じがするんだけど、早い話、ズンと身体が重くなって、気持ち悪くなっただけざんす。

そのときはいつものお嬢さん方とご一緒するときほど飲んでいなかったんで、おかしいな、とは思ったんだけど、結局飲みすぎか、ということでおトイレで久しぶりに胃の中のものを全部キレイにぶちまけて、ああ、スッキリ。
そういうときにどこも汚すことなく、誰にも気づかれずに戻って来て、またウイスキーをロックで飲めるというところがちょっとイカしてないですか。
自宅に戻って、また気持ち悪くなり同じことを繰り返し、それに、ま、やや食中毒的な感じなんで下痢くらいしますわね。
それで、翌日は食欲一切なく、寝て過ごす、ということに相成りましてございます。
別に珍しいことじゃないんで、大変だったのね、とか同情していただくていいです。

実はですね、最初つまんでいたものが生ガキだったわけよ。
いや、一緒に食っていた方はなーんともなかったということなんで、生ガキが悪かったということではないんです。
改めてあの日から一週間前のスケジュールを確認してみたところ、あることがわかりました。
ふんふん、なるほど。
よく飲んで、メチャ食っとるやん。

決め手になっているのは30日だ。
新宿でさんざん食って、飲んで、歌って、皆さんと別れた後、大倉は一人で桂花ラーメンに向かったことが明らかになっております。
お腹が一杯なのになぜ一人、深夜、新宿を徘徊していたかは本人もうまく説明できておりませんが、「とにかく桂花が食べたかった」と答えています。
しかも、以前とは全く様子の変わった桂花ラーメンで若い店員(おそらく中国人だったのではないかと推測されます)に「ずいぶんキレイになっちゃったんだね。少し淋しいね」と声をかけ、店員は「困った」という顔もしていたようです。
その時、大倉は普通の桂花ラーメンを食ってりゃいいのに、なぜか大盛りチャーシューメンを頼んでおり、ニンニク油マー油がたっぷりかかったどんぶりを空にしたことも確認済み。
「凄く麺が固くて、博多の粉落とし(博多ラーメンではほとんど茹でられていない麺を食うのがカッコイイと思われている節があり、茹で湯にくぐらせただけの麺を「粉落とし」と呼びます)じゃないんだから、ダメだよ。麺が太いんだからあれじゃなに食ってるんだか」
とそのときのことを振り返って語っております。
それでもスープ飲み干したというのだから尋常ではありません。

「こんなん普通のこと。ここまで食うと翌日は昼飯いらないから、手間も省ける」
とうそぶいたりして。

翌日は二日酔いで、本人が申し立てているように夜まで何も食べず、夕食一食のみ5分で食っております。
そして、当日に至るわけですが、そのときまでに胃はかなりのダメージを受けていたことが容易に推察されます。
確かに「具合が悪くなった」日は飲み過ぎというほどの酒は飲んでおらず、普段であればどうということもなく帰宅していたはずですが、二日前のこの出来事が直接のきっかけとなったことはもはや疑いようがありません。

ゲロゲロの朝はお腹がゲロゲロ鳴っており、非常につらかったものと思われます、じゃなくて、つらかったんだよ。
何も食べられないまま寝ていて、夕食はにゅうめん。
翌日は気合いを入れて仕事に出かけたので、ガツガツ吉野家で牛丼食ったりして、バッカじゃねーの。
仕事が終わったときは脂汗よ。
土曜からは一人飯
自分でにゅうめん、鍋焼きうどん、そば、おじやを順繰りに作っていただきました。
おかげさまで、ウッフン、すっかり元気よ。
お酒も4日も飲んでないし。

本日より現役復帰でございます。
皆々様、普段通りお誘いいただければありがたいですわ。
でも、出かけるまでもう10日くらいしかないじゃん。

暴飲暴食、すくなし仁。
あったらおかしい。
そもそも仁と暴飲暴食とは関係ない。

君、飲んだらラーメン食うことなかれ。
特に桂花はきついよ。
でも、桂花が悪いわけじゃない。
写真引っ張ってきたんで、小さくてすみません。