帽子が臭い

二日書かないと、また大倉脳味噌スカタンか、と邪推する人もいるんだろうけど、ボーッとしているけどスカタンじゃありません。
久しぶりにとても忙しくなってきてしまって、あれ書いちゃお、これはさすがに無理、とかブログ用に脳味噌を整理しつつかき混ぜる余裕がなくなっているためでございます。
毎日書けてたのは、あれだ、暇だったんだ。
暇じゃなきゃあんなに書けないって。
これからはお休みを挟みながら書きますから、そういうことだとご理解ください。

私、秋風が吹き始めるとニット帽をかぶります。
ハゲてると頭がとても冷たく感じることを知らない人が意外に多い。
男はね、そうでもない。
女性が特に反応します。
「え〜、ハゲてるとそんなに寒いの〜」
当たり前だろう。
今日も雪が降るって言ってるでしょう。
雪が地肌に積もっている状態を想像してみろよ。
頭に氷乗っけて歩いてんのと同じ。
私は特に傘さすのが嫌いだからね。

髪というのは、いろんな理由があって必然的にそこにあるもんなんです。
髪があると、怪我もしにくいんです。
私は上方不注意なことが多くて、よくぶつけます。
すると、緩衝材ゼロなわけだから傷を作ります。
どんだけ痛いかわかるかな。
「あ〜、イッテーイッテー」と一人安宿で頭抱え込んでるとこを想像してよ。
なぜか、頭ぶつけるのって旅の最中が多いね。
安宿っておかしなとこに出っ張りがあったりするんです。
腹立つしね。
あんまり痛いから、ティッシュで確認してみると血が出てたりすると、痛いよりも情けなくなります。
ハゲに絆創膏貼ってるってのもどうかと思うんで、そのままにしとくと、「どうした、どうした」って心配してくれる人がいるのもありがたいけど悲しい。

そんなこんなで、ニット帽が欠かせない。
サラリーマンのハゲがニット帽をかぶってないってのは、やせ我慢?
つまらんよ、そんな意地張るのは。
一度かぶると手放せません。

去年はいつ頃から登場したかな。
10月くらい?
私が愛用しているのは、ユニクロが限定で発売した1000円カシミアニット帽。
もう売ってませんよ。
10年以上前に買いました。
軽くて暖かくて本当に重宝しているんだけど、ひとつしかないから困ります。
臭くなる。
自分で臭い臭いと感じるんだから、きっとバスや電車で隣に居合わせた人には迷惑なことであります。
毎日地肌に貼り付いてんだから、当たり前なんだけど、できるだけ洗濯を先延ばし〜、先延ばし〜、妖怪先延ばし〜。
しかし、もう限界。
今日はネパール、バクタプルでエソダがくれた民族衣装っぽいけど、こんなのかぶっているネパール人見たことないっていうのにします。
見かけたら声かけてね。

「改革」だの「断行」だの

我が国の首相は勇ましい。
「改革だ!」
ウォ〜
「断行だ!」
ウォ〜
「批判の応酬は必要な〜い」
ウォ〜
どこの国だよ、ここは。

あんだけ自民党議員が盛り上げてくれれば、気分も高揚しちゃうのかね。
自分の絶叫演説に酔いしれる一国の最高責任者を見ていると、おトイレに行きたくなっちゃう。

忙しくて、休みもへったくれもないもんで、本当に疲れます。
安倍首相の顔見てると疲労感が十倍増し。

選挙で選んじゃったからな。
でも、私は批判し続けますよ。
「批判、ありがとう。それでこそ民主主義」
くらいのこと言ってくんないもんかね。
「俺ってチイセ〜」
とか思ってくれてもいいな。
小さい犬程よく吠える。
覚えといて。

うちのもみじは余裕ありすぎだけど、全然吠えないよ。
私以外の人たちには。

フォッックスキャッチャー(FOXCATCHER)

レスリングを始めるオヤジが増えているらしい。
私はそんな気にならないけど、なんか、いい話。

オリンピックの季節だけ、私はレスリングに燃える。
ルールを把握してなくても、力が入ります。
「よし!」
とか言っちゃって。

頑張れ、オジサン。

とまるで、関係ない話でもない話を振りましたが、この映画は必見。
本当の本当にこんなことがあったの?
と試写を観終わった後に頭グルグルだったんだけど、会場にいた方々が宣伝担当の方に同じこと聞いてました。
私だけが置いていかれてたんじゃなかった。
デュポンの御曹司、レスリング、愛国者、オリンピック金メダル、え〜。

映画が始まったところから、異様な雰囲気を感じる。
観ている側がバランスを崩しながらも、あまりの緊迫感に固まったまんま。
どうするんだよ、これ、と申しましても、実話なんで淡々と展開してまいります。

う〜ん、とっても嫌な気分になる凄い映画観ちゃいましたよ。
この嫌な気分、是非皆さんと共有したいんですのよ。

主演のチャニング・テイタムって初めて見るけど、とんでもないね、と資料を確認したら何本も映画観てんじゃん。
喜劇が多い方ですよ。
わからなくて当然。

は〜、アメリカ映画もバカにできんわ。

本日公開。

「味方」に注意

脳味噌スカタン状態だった頃は何も書けなかったんだけど、Facebookは読むというより、眺めていました。
もしかして皆さんもその程度かしら。
「いいね!」を押すにしても、責任持てないしねえ、ということでスクロールするだけ。
そんなふうに距離を置いていたら、本当にどの投稿に「いいね!」していいんだかわかんなくなっておりました。

気になった記事をピックアップして、一言添えてアップされているものが多いですね。
私もそのようにしていたことがありますし、これからも同様のことがあると思います。

そこでですね、なんだか強い違和感を感じ始めたんですよ。
特に私の普段の主張に近い投稿に対して。
信頼のおける方々の書いていることについては、「その通りだなあ」とうなずくばかりなんだけど、最近はだれかが「いいね!」を押したものまで画面に現れてくるもんで、元記事がどこの誰が書いたものかわからなくなってしまって、私の感情的には納得しそうになるんだけど、書かれている事柄の根拠が非常に曖昧で、それはホンマのことでしょうか、と疑い始めるというところにまで至ってしまったのね。

もともと、マスコミ報道は「偏向上等、中立ありえない」が私の言いたいところなんで、すべてを信用するなんてことはありえませんでした。
違うと思えば批判すればいいし、同意することについてはシェアするなり何なりすればいいでしょ。
ところが、Facebook上では「おー、そうだ、その通り、やっつけちゃえ」と感じる投稿が、怒濤のように押し寄せてきて、「これだけでは判断不可能、保留」をせざるを得ない状況でありました。
特にISISによる人質事件のときなんか。

話は少しずれますが、「私はシャルリ」でもなかったし、「私はケンジ」とも言えませんでした。
事件には強いショックを受けたし、あってはならないことだと考えていますが、風刺画については批判的な気分しか持っていなかったので、とても「私はシャルリ」ではありえなかったし、後藤さんを救うのに「私はケンジ」という「連帯感」を示すということが、どういう意味を持つのかわかりませんでした。
ISIS周辺で起きているあらゆる殺人、殺戮、爆撃の被害者の名前は全く報道されません。
あえてひどい言い方をすれば、ピースサインで写真を撮れば、平和が訪れるのかよ、と毒つきたくなる悪の大倉が登場いたしました。
「愛は地球を救う」のバカテレビをチラ見した時のような脱力感。

ずれてましたね。
ともあれ、本日書きたかったのは、ディスインフォーメーションはそこいら中にばらまかれていて、よほど注意しないとおかしなところに巻き込まれるのではないかという恐怖であります。
このところ「もしこれが本当であるならば」という枕詞をつけて記事をシェアしている人が増えたという印象を持っています。
似たようなことを感じている人が多いんじゃなかろうかと思うんですが。

銀座で偶然見かけたアイルランド人女性たち、と書いて信じる人はいないと思うんだけど、ま、そういうこと。

篠山で木に登る

えー、私は今、丹波篠山、篠山市の宿で若干の二日酔いに揺られつつブログを書き始めたところ。
昨晩も盛り上がっちゃて、話が終わりゃしない。
仕事で来たんだけど、仕事のようなそうでもないような話で盛り上がる時は、当然グングン酒が進みますのよ。
振り返れば私の仕事は酒で半分こなしたようなもんだったね。

相手は若い。
38歳と40歳だもん。
もう、おじさん楽しくなって、思いついたことを片っ端から口にしちゃう。
「私には人生の目標なんてない」
平野啓一郎の分人論ってのはね」
「自分探し?バカバカしい」
ここで洗いざらい書いちゃったから、苦しんでいた病気の話まで持ち出しちゃったよ。
受け上手な二人なんで、調子こいて木のテッペンまで登って降りてこれなくなりました。
二人は男性ね。

しかし、篠山は熱い。
沸騰してる。
古民家再生をやられている方々と話をしていると、自分までいいことをしているような気がしてきて、勘違いするから、少し怖い。
人生に目標はないけど、楽しけりゃいいの。

今日は若い女性二人と篠山巡り。
へへ、仕事だよ。

「絶対的正義」

昨日は復活した本人が驚いて、また病気になるんじゃないかと思うほどの皆さんがアクセスしてくださいました。
なんか、私ってとりあえずブログの上だけだけど愛されてる?
と、まあ、そんな勘違いも。
それから、もうひとつ驚いたのは、あんなに長い期間書いてなかったのに、毎日100人以上の方がずっとブログチェックをしていてくれたことでございます。
誰ですか?
ご希望の方にはチューしちゃう。

くだらないのは相変わらずであります。

さて、どうしようかと悩んでいましたが、ISISについては何かしらのことを書かなきゃと思っていました。
と申しますのは、9月24日、ブログ停止直前、「有志連合」によるISISに対しての空爆が行われたことに関して、やるせない気分を綴っていたからです。
こちら。
http://d.hatena.ne.jp/shinmoe/20140924/1411514521

悲しい出来事が起こった後の今も私の心境に変わりはありません。
でも、「私はISISを擁護もしないし、テロリストでもない」なんてことを書かなければ、わけのわからん攻撃が加えられる世の中に変わってしまったことは確か。
「許せん」「殲滅する」とだけ言ってれば、状況が変えられるってどんだけ単純?
それって思考停止ってことでしょ。
今回起こったことについては、いくつもの段階で「なぜ」が検証されなければならないと素直に思うんだけど、どうも特定秘密に指定された様子もあるので、政府が旗振って「日本人はここから先は考えてはいかん。バカになれ」と言ってるような気がしてしょうがない。
権力ってのはもともとそういうたぐいのものかもしれないけど。

そんなことを考えていたら、昨日いきなり政府がODAの使用用途を他国軍支援にも広げると発表いたしました。
災害復興等の非軍事目的に限るってことになってるけど、金の流れを全部追いますかね。
それができたとしても、非軍事で使っていた金が軍事目的にまわせるってことなんじゃないの。
で、軍事、非軍事って誰が見極めんの。
嫌なムードを感じていたら、もうこんなことになっちゃったよ。

「正義」について勇ましいオジサンたちが胸を張って語り始めたけど、「正義」って絶対的なものではありえないでしょ。
「正義」がぶつかりあって、殺し合いが始まるんですよ。
ところが、日本政府はアメリカの「絶対的正義」が大好きだから、アメリカの行動は何でも「支持」でしょ。
イラク戦争のときには「アメリカに従わない限り日本は成立しない」とうんざりすることを繰り返す輩が登場してたけど、恥ずかしくなかったかい。

アメリカは「ウクライナへの武器供与も辞さない」ってまた紛争拡大へ一歩を踏み込む直前まで頭を突っ込んでいるけど、思い出して欲しいのは実質的にタリバーンを作ったのはアメリカ。
イラクの現状の混乱はイラク戦争から。
武器・資金供与を行い、戦争を始めて、新たな混乱を作り続けております。

もういい加減にしようじゃない。
「正義」に振り回されず、「なぜ」への解答を探りましょうよ。

結局、9月24日と同じことを書いただけでした。
最後に一応書いとくけど、私はISISを支持も擁護もいたしません。

ご無沙汰しております

皆様、いかがお過ごしでしょうか。
きっと元気なんだろうな。

私が皆様の前から姿を消して、4ヶ月半?
1万人くらいかな。
「どうして書かない!」
「嫌いになった?」
「なにかあった?」
とまあ、数字は盛りましたが、大変な数の方からお問い合わせをいただきました。
でも、書けなかったのよね。

ラジオ局から圧力がかかった、わけではなく、浮気がバレて追放になった、わけでもなく、インドに行ったきりになっていた、わけでもない。
Facebookが鬱陶しくなった、というのは少しあるかな。
それも、たいした問題じゃない。

アイルランドから帰ってきて、「寝られないよお〜」とグチグチ書いていたんだけど、あれが悪化の一途をたどって、脳味噌がスカタンになり、頭は痛い、耳鳴りが凄い、身体の先端部分がジンジン痺れる、あちこち感覚がなくなる、何を食っても鉄をかんでいるような味しかしない、うまく話せない、体重が激減する、もちろん全然寝られない、ということになっちゃったわけよ。
「寝られない、っていう奴ってさあ、実は寝てんだよね」
「少々寝られなくても問題ない」
「運動しろ」
とか自信満々で抜かしてけつかる阿呆がいるんだけど、お前、一度やってみな。
どうしたらこんなことになるんだか私にもわからないけど、そんな簡単ならとっくに元気になっておるわい。
自律神経失調症ってやつよね。
何度も「これで死ぬのか」と本気で思いましたぜ。
まだ、もうちょっと生きてたいなあ、とは思わなくなっていたりしたくらい。

それでも仕事を続けてたんだから、誉めて欲しいわ。
ガリガリに痩せてしまったのに気がついた人は何人かいたけど、病気を見抜いたのはいなかったですよ。
よく騙し通せたもんだ。

色々なことをやりました。
面倒くさいから書かないけど。
で、数週間前から劇的な変化が起こり、今ではほとんど健康を回復して、電車でうっかり寝ちゃうなんて素敵なことになったりしています。
調子が悪かったときには「眠たい」って感覚がどういうんだかわからなくなってねえ、夜全く寝られなくても、昼も目はガキッと開いたままなんだもん。

沈黙の期間にもテレビのニュースを見て、新聞投げつけたり、怒鳴ったりしていたんだけど、書けませんでした。
Facebookに「いいね」も押せませんでした。
人の投稿に書き込むなんてのも、とても無理。

実は書くリズムが思い出せなくて困ってますが、このブログの復活を宣言いたします。
そのうちどうにかなるんじゃないかしら。
忙しくて毎日は無理かもしれませんが、こっちも頑張るから、皆さんも我慢して読んでね。
もう死んじゃった、と思ってる方もいるかもしれないんで、「生きてるよ」とお知り合いには声をかけてみてくださいね。