生ニンニクで元気が出るか

昨晩はてんこ盛りのニンニクとしょうがとネギでカツオを食った。
カツオをそのままの刺身で食うのは淋しい。おいしいんだけど、カツオは本当は7種類くらいの薬味をドカドカ乗せて、景気良く食って、ガーッと酒飲むのが一番。特にニンニクがないと気が抜けたスパークリングワインのようである。特に自宅で飲むスパークリングワインは1000円くらいのやつだから、とても飲めるものじゃなくなる。そのくらい満足度が低くなるね。

昨日はニンニクが珍しく山盛りスライスになっていたので、これでも食らえ!という感じで実際食らっていた。食ってるときは「これで明日も元気だ」と胸張るんだけど、どうでしょうか、皆様。生のニンニクを大量に消費した翌日元気になってますでしょうか。

実は20年以上前から気がついていたんだけど、生ニンニク食いすぎると逆に翌朝身体がだるーくなるんだけど。当然だるーいことに気がつく前に胃、食道、喉、口、鼻、脳まで全てが臭くてかなわんと自覚できるほどだから相当なもんでしょう。その臭いにやれているのかと思うと、やはり全身がだるーい。足るを知らないからこういうことになるんだろうか。

会社勤めをしていた頃、焼きニンニクをうまいうまいとどれだけ食ったかわからないほど摂取して、翌朝だるーい状態でバスに乗ると、前の席に座っていたおじさんがやたら私を振り返り、舌打ちを繰り返すので、なにか因縁をつけてるのかと思ったら、小さい声で「臭い」と言っていた。
そうだよ、焼いたニンニクは臭くないと思っている方々もいるが、本当は臭いです。
今日ほど臭いと自分でもいやになるが、自覚がなくても人様に迷惑をかけていることがある。人がニンニク臭いと腹立ちますね。食べている時にはあんなにうまいのに、翌日人を悪魔にする恐ろしい食いもんだ。絶対に止められない。

アメリカで大学に通わされていた時に無闇に焼肉が食いたくなることがしばしばあった。
一緒に行った同僚、その奥様方(ちなみに私は単身)と乗り込むのだが、そのまま食っていると物足らなくなる。ストレスだったんじゃないかな。韓国人のお店の方に生ニンニクのスライスを大量にくださいと頼むと厚切りのみずみずしいのがやってくる。
韓国でも生で食べることがあるのかもしれないが、私の知る限り鉄板の上で焼いてから肉と馴染ませて食べるのが一般的だ。それを私たち日本人がサンチュに肉とたんまりニンニクスライスを包んでガツガツ食うのを見て、お店の方は少し驚いていらっしゃいました。

毎回そんな食べ方をしていたら、同僚の奥様、タカちゃんが「ニンニクを生で食べると、翌日体がだるくなる」と誰も口にしていなかったことを言い放った。旦那は「そんなことない」と強弁していたが、すでに私は「だるーくなるけど止められない」ことを身体的に感じ取っていたので、「そんなこともあるね」と申し上げた。その上翌日どえらく臭いしな。教室でいやーな思いをしている人間(この場合は教授連中だけなのだが)もいるはずだ。まずいんじゃないか、という沈鬱なムードが漂い、その後、焼肉屋から足が遠のいてしまった。

ニンニク生で食わなきゃ、問題ないんだけど、私は生ニンニクのない焼肉はどうもね。
塩で食べる場合は問題ないんだが、タレの場合甘いのが苦手なんでどうしてもニンニクが欲しくなる。
従いまして、日本での焼肉は全て塩でしか食わない。これは焼き鳥でも同じ。

甘いと肉の味がわからなくなんないすか。
韓国では私の個人的な印象ではタレが日本より甘いような気がする。

今日はタレ論争はいいや。

生ニンニクは体にいいのかどうか調査する必要がある。
一般的にはコレステロールを下げる効果があるとか血行がよくなるとか言われておりますが、それも量による、とかどうもはっきりしない。食いすぎると胃壁に悪いだの、貧血になるとかいうおかしな記述もある。自分で適量を見つけ出して、なんてふざけたこと書いてあるけど、私は55歳だよ。自分で見つけ出せるのならとっくにできてるはずでしょ。

今日だるーいのは貧血になっているのかしら。
確かにかなり貧血気味の今日のブログだよ。

これは先日済州島へ行った時になんとなくシャッター切ったものだな。
どうでもいい写真だが、こういう時に役に立つ。
生ニンニクは出てこなかった。
韓国でも普通じゃないのかしら。