刑事と医者と先生

バカバカしくなってテレビドラマはほとんど見ないんだけど、タイトルから想像するにほとんどのドラマは無理矢理分類すると「刑事(探偵を含む)もの」「医者」「先生(35歳の方が高校生をやっているものも含む)」の3つのカテゴリーに入ってしまう。全部じゃないからね。余計なところで突っ込むのやめてね。

で、まだ20歳ちょっとのお嬢さんが医者をやってたりして、そりゃいくらなんでも、と局に電話したくなるけど、しません。

そこでは「正義」「人助け」「教育」という素晴らしい3大要素がごちゃ混ぜになっているんだけど、なんでこんなにみんな「正しいこと」が好きなんだろうと頭をひねる悪者の私がいる。
もしかしたら、ろくな刑事、医者、先生にこれまでの人生で出会わなかった人たちが、こんな夢みたいなことがあったらいいな、と神様にお願いしているのかしらと勘ぐる相変わらず悪者の私。

毎日、心安らかにいようと原始仏教を学んだ私は自分を抑圧しているのだが、「正義」「人助け」「教育」の旗を振りかざして大間抜けなことをぬかす政治家が跋扈していて、このままだと日本はあかんことになると深い憂鬱に悩まされている。

昨日は参議院補選が安倍君の地元、保守王国山口で行われ、元下関市長の江島君が当選しました。もちろん自民党公認ね。
民主党も何が言いたいんだかわからん選挙だったのでしょうもないと思いつつも民意だな、と納得したいんだけど、投票率は38.68%だ。残りはどうした。棄権という民意か?ほーう。

私の地元下関は斜陽の町で、クジラがとれなくなって以来、大洋漁業はいなくなるし、これといった産業がないので、福岡県の小倉まで仕事に出ている人も多い淋しいところであります。下関に住まわれている皆様、私のお友達の皆様、大変失礼なことを申しております。ごめんなさい。
フグは全国から集まって来るよね。唐戸市場じゃ休みの日には市場全体が寿司屋となるような活況を見せてるな。観光バスも来るそうじゃない。赤間神宮もあるしね。いいところだ。歳とったらまた住もうかとも思っています。インドにしちゃうかもしれないけど。
だけどさ、町の引き潮感はどうにも否めないよな。

私が一生懸命下関のラーメンや、駅のうどんの話をここで書いても、「大倉さん、行ってきたよ、うまかったよ」と言ってくれる人が全然いないんだよ。

駅前に人通りがほとんどない空中回廊を作ちゃったけど、あれいくらかかった?
公共事業で本当に町は浮揚していますか。

あと不思議なのは、そんなところに水産大学校まで入れると6つも大学があるんですよ。あれはどういうわけ?
あんまし学問の町って感じはしないんだけど。全国どこでも同じようなことになってるのかしら。

という地方都市の下関で参院選の前哨戦の位置づけで補選があって、自民党圧勝だ。
これってやっぱり正義が勝っているのかしら。

と、無茶な話の振り方をしてみたんだけど、ちょっとあれだったか。
よく、見てみたら3大カテゴリーに入らないドラマも結構あるね。面白くないものも、面白くないものも、たまに面白いものもあるけどさ。杏さんの出ているドラマを誉めると「内輪でなんだよ」ということになるので置いといて、テレビ東京の「みんなエスパー!」はくだらなくて面白い。夏帆のやさぐれた演技がいいな。
偉そうにしてる「正義」が絶対負けるってドラマがいいな。

唐戸市場で寿司をたんまり買って、夕方から市場の外で宴会を催している皆様。

乱れた文章のお詫びの「星影の小径」です。