母の日のみそ汁
これ絶対に私の母親は覚えてないから、「そんなことあったかねえ。私は知らんよ」と疑惑の目で見られることはわかっているのだが、私は小学生の頃、母の日をきっかけに朝のみそ汁を作っていたことがある。事実を申し上げている。
番組で紹介した「はなちゃんのみそ汁」みたいでしょ。
- 作者: 安武信吾・千恵・はな
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2012/03/13
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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豆腐も手のひらに乗せてちゃんと包丁を入れていました。
鰹節はいくら頑張っても粉みたいなのしか削れなかったんで、煮干しのみそ汁だ。
上品じゃないけど、骨太のいい味が出る。
母親にとって迷惑だったのは手順がわからなくなると、まだ寝ているのにいちいち「豆腐が先やったっけ」「味噌はいつ溶くんかね」と声をかけられて寝ていられないことだったんじゃなかろうか。なかろうか、どころじゃなくて多分「もうやめてくれ」と怒鳴りたかったでしょう。
母親を楽にしてやろうというこちらの気持ちは伝わっていたようで、怒鳴りはしなかったけど。
ただ、一度作ると「楽になったやろ」「おいしいかね」「明日も作っちゃる」と何度も押し付けがましかったのは事実で、こいつはそういう鬱陶しいやつだとは間違いなく思っていたはずだ。
子の心、親知らずだな。
今日の晩ご飯、外食でごまかさないで、何か作って差し上げるとかいうのはいかがでしょうか。
カレーくらいじゃだめだと思うよ。
後片付けも忘れないように。
リシュケシ、インド。